「楽天モバイルは無制限と言われているけど、実際のところ制限があるって本当？」
「20ギガを超えると遅くなるの？」
「通話も本当に無料なの？」
このような疑問を持っている方は多いでしょう。
確かに、楽天モバイルは「Rakuten最強プラン」で「データ無制限」をアピールしていますが、実際はいくつかの制限が存在します。
本記事では、楽天モバイルが本当に無制限かどうか、どのような制限があるのかを徹底解説します。
また、パートナー回線の扱い・通信速度・海外利用時の注意点など、利用者が知っておくべき重要情報をすべて網羅しました。
この記事を読めば、楽天モバイルに関する誤解が解消され、あなたにとって楽天モバイルが最適な選択かどうかが明確になるでしょう。
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目次
楽天モバイルが無制限じゃないという噂の真相
楽天モバイルのデータ通信無制限というフレーズに疑問を持つ方は少なくありません。
結論から言うと、楽天モバイルのデータ通信は国内においては実質的に無制限です。
では、なぜ「無制限じゃない」という噂があるのでしょうか？
楽天モバイルが「無制限じゃない」と言われる主な理由は次の4つです。
- 公平なサービス提供のため速度制御する場合ある
- 海外利用時は2GBまでしか高速通信ができない
- Rakuten Linkを使用しないと通話料金が発生する
- 以前は1日10GB制限があった（現在は撤廃）
- 一部地域では通信速度が不安定になる場合がある
公平なサービス提供のため速度制御する場合がある
楽天モバイルでは、すべてのユーザーに公平な通信環境を提供するため、ネットワークが混雑している時間帯や特定のエリアでは、通信速度を制限する場合があります。
これは、一部のユーザーが大量のデータを使用することで、他のユーザーの通信品質が低下するのを防ぐための措置です。
そのため、特にピーク時や混雑エリアでは、通信速度が遅く感じられることがあります。
海外利用時は2GBまでしか高速通信ができない
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」では、海外ローミング時に毎月2GBまで高速データ通信が可能です。
この2GBを超えると、通信速度は最大128kbpsに制限され、ウェブサイトの閲覧やメッセージの送受信は可能ですが、画像の読み込みや動画の再生は困難になります。
追加で高速通信を利用したい場合は、1GBあたり500円でデータチャージが可能です。
Rakuten Linkを使用しないと通話料金が発生する
楽天モバイルでは、専用アプリ「Rakuten Link」を使用して通話を行うことで、国内通話が無料になります。
しかし、スマートフォンに標準搭載されている電話アプリを使用して通話を行った場合、30秒ごとに22円の通話料金が発生します。
また、0570などの特定の電話番号への発信は、Rakuten Linkを使用しても自動的に標準の電話アプリに切り替わり、通話料金が発生する場合があります。
以前は1日10GB制限があった（現在は撤廃）
かつて楽天モバイルでは、1日に10GB以上のデータ通信を行うと、当日の通信速度が制限されるというルールが存在していました。
しかし、現在はこの制限は撤廃されており、日ごとのデータ使用量による速度制限は行われていません。
ただし、ネットワークの混雑状況や他の要因により、通信速度が制限される場合があります。
一部地域では通信速度が不安定になる場合がある
楽天モバイルの通信品質は、地域や時間帯によって異なる場合があります。
特に、楽天モバイルの自社回線エリア外では、パートナー回線を利用することになり、その際に通信速度が不安定になることがあります。
また、建物の構造や周囲の環境、利用者の集中などの要因により、通信が不安定になることがあります。
そのため、利用前に自分の居住地や利用予定地の通信エリアを確認することが重要です。
楽天モバイルのデータ通信は本当に無制限なのか？
楽天モバイルのデータ通信が「無制限」と言われる真相について、さらに詳しく掘り下げていきましょう。
国内データ通信の制限事項と使用条件
楽天モバイルの国内データ通信には、以下の点に注意が必要です。
- 公式には「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり」と記載
- 具体的な速度制御の条件は明確に公表されていない
- 過度な大容量通信を行うと制限される可能性がある
- 一般的な利用であれば、実質的に容量制限はない
このように、公式の立場としては条件付きでの「無制限」となっていますが、一般的な使い方であれば制限を意識することはほとんどないでしょう。
20ギガを超えたら本当に遅くなるのか？
「楽天モバイルは20GBを超えると遅くなる」という噂がありますが、これは事実ではありません。
20GBという数字はあくまで料金区分の境界であり、速度制限の閾値ではありません。
実際に20GBを超えても通信速度に変化はなく、高速通信のまま利用可能です。
データ使用量に関わらず、通信品質は基本的に一定となります。
※エリアや混雑状況により変動はある
「20GB超えると遅くなる」という誤解は、おそらく料金プランの段階と速度制限を混同したことから生まれたものと考えられます。
実際には、20GBを超えても速度に変化はなく、ただ月額料金が3,278円に上がるだけです。
パートナー回線エリアでも無制限？
楽天モバイルは自社の「楽天回線」だけでなく、auのネットワークを借りる「パートナー回線」も利用しています。
以前は、このパートナー回線に関して制限がありましたが、現状は次のようになっています。
- 以前は、月5GBまでという制限があった
- 現在は、パートナー回線（au回線）でも無制限
これにより、日本全国の通信エリアでデータ高速通信が無制限で利用できるようになり、以前よりも使い勝手がよくなっています。
1日10GB制限の廃止と現在の通信ポリシー
かつて楽天モバイルには「1日10GB制限」があり、これを超えると速度制限がかかるという条件がありました。
しかし、2022年10月にこの制限は撤廃され、1日の使用量による速度制限はなくなりました。
現在の公式ポリシーは「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり」のみです。
この変更により、以前よりも実質的に「無制限」に近い状態でデータ通信を利用できるようになりました。
ただし、公平性の観点から極端に大量のデータを短期間で使用した場合には、何らかの制限がかかる可能性はあります。
楽天モバイルの通話は無制限じゃない？Rakuten Linkの真実
楽天モバイルの通話無料サービスについては、特に注意すべき点があります。
思わぬ通話料金が発生することのないよう、詳細を確認しておきましょう。
Rakuten Linkを使用しないとどうなる？
楽天モバイルで通話料金が無料になるのは、専用アプリ「Rakuten Link」を使用した場合のみです。
Rakuten Link以外の標準電話アプリで発信すると、30秒22円（税込）の通話料が発生してしまいます。
着信時に標準電話アプリで応答しても、折り返しもRakuten Linkを使わないと有料になるので気をつけましょう。
また、海外からの通話もRakuten Link経由でなければ、国・地域別の従量課金が発生します。
つまり、Rakuten Linkを使わずに電話をかけると、思わぬ高額請求につながる可能性があるのです。
月間の通話時間が多い方は、特に注意が必要です。
Rakuten Linkで無料にならないケースと対象外番号
さらに、Rakuten Linkを使用しても無料にならない例外ケースがあります。
- （0570）などから始まる他社接続サービスへの通話
- 一部特番（188など）への通話
- データタイププランではRakuten Link自体が利用不可
- Rakuten LinkでSMSの送信は、70文字あたり3.3円（税込）の料金が発生
特に注意すべきは、これらの番号に電話をかける場合は自動的に標準電話アプリに切り替わり、通話料金が発生する点です。
| 対象外となる主な通話先 | 番号 |
|---|---|
| 災害伝言ダイアル | 171 |
| 消費者ホットライン | 188 |
| ナビダイヤル | 0570からはじまる番号 |
| 警察相談専用電話 | #9110 |
楽天モバイルは海外だと無制限で使えない？
海外旅行や出張の際に楽天モバイルを使うなら、国内とは異なる制限があることを理解しておく必要があります。
海外利用は2GBまで
楽天モバイルを海外で利用する場合、以下の制限があります。
- 毎月2GBまでが高速データ通信の対象
- 2GBを超過すると、最大128kbpsの低速通信に制限
この2GB制限は、プラン料金内に含まれており追加料金は発生しません。
しかし、国内と同じような「無制限」体験を期待すると失望することになるでしょう。
低速状態では、Webサイトの閲覧やテキストメッセージのやり取りは可能だが、動画視聴やビデオ通話は実質的に難しいです。
また、128kbpsは非常に遅く、Googleマップの表示も数分かかることもあるので使いにくさを感じるでしょう。
海外での容量超過後の対処法
2GBを超えて海外でも高速通信を利用したい場合は、以下の対処法があります。
- データチャージを購入する（1GB/500円、不課税）
- Wi-Fiスポットを活用して、データ通信を節約する
データチャージは必要な分だけ購入できますが、頻繁に海外へ行く方や長期滞在する方は、現地のSIMカードやeSIMの購入も検討すると良いでしょう。
データチャージは、my楽天モバイルアプリから簡単に購入可能です。
また、購入したデータチャージ分の有効期限は31日間なので、忘れないようにしましょう。
海外でも通話が無料になる条件と注意点
楽天モバイルでは、海外でも一定条件下で通話が無料になります。
通話無料の条件
- Rakuten Linkアプリを使用した場合のみ
- Wi-Fi環境下もしくは、データ通信可能な状態である
国内への通話だけでなく、日本から海外・海外から海外への通話も無料です。
しかし、データ通信環境に依存するため、安定したWi-Fi環境の確保が重要です。
海外にいてデータ通信が2GBを超えて低速状態になると、Rakuten Linkの通話品質が著しく低下する可能性があります。
楽天モバイルのテザリングは本当に無制限で使える？
テザリング機能は、スマホをモバイルWi-Fiルーターのように使い、PCやタブレットなどをインターネットに接続できる便利な機能です。
楽天モバイルのテザリングについて詳しく見ていきましょう。
テザリングの利用条件と制約
楽天モバイルのテザリングの特徴と制約は、以下の通りです。
- 追加料金なしでテザリングが利用可能
- データ容量の上限なし（無制限）で使用できる
- 接続できるデバイス数に制限なし（端末のスペックによる）
しかし、テザリング利用時も、通常のデータ通信と同じ「公平なサービス提供のため速度制御する場合あり」という条件は適用されるのでご注意ください。
他社では、月間のテザリング容量に制限を設けていたり、テザリングオプションに別途料金がかかるケースも多いなか、楽天モバイルのテザリング無制限は大きな強みと言えるでしょう。
テザリングの速度や安定性に関する口コミと評判
テザリングの実際の使用感に関する評判は、さまざまです。
- 動画視聴やWeb閲覧は問題なく利用できるという声
- オンラインゲームや高画質なビデオ会議では安定性に欠けるという声も
- 利用エリアや時間帯によって速度が変動する
- 楽天回線エリアと比べ、パートナー回線エリアではやや速度が落ちる場合がある
実際のテザリング速度は、使用環境や端末によって大きく変わります。
自宅のWi-Fi代わりに常用できるかどうかは、お住まいの地域での実測値を確認することをお勧めします。
他社キャリアとのテザリング制限の比較
楽天モバイルと他社キャリアのテザリング制限を比較してみましょう。
| キャリア | テザリング制限 | 月額料金（税込） |
|---|---|---|
| 楽天モバイル | 無制限 | 3,278円 |
| ドコモ （ahamo） | 30GBまで （プラン容量と共有） | 2,970円 |
| au （povo） | トッピング購入容量まで | 990円+トッピング料金 |
| ソフトバンク （LINEMO） | 3GB/15GB/20GB （プラン容量と共有） | 990円〜2,728円 |
楽天モバイルは他社と比べてテザリング利用に関する自由度が高いことがわかります。
特に大容量のデータ通信を必要とする方には大きなメリットとなるでしょう。
楽天モバイル「Rakuten最強プラン」の料金体制と注意点
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」の料金体系について、隠れたコストも含めて詳しく解説します。
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」の概要
現在、楽天モバイルで提供されている唯一のプランが「Rakuten最強プラン」です。
このプランは、月々のデータ使用量に応じて段階的に料金が変動する仕組みを採用しています。
| データ使用量 | 月額料金（税込） | 特典 |
|---|---|---|
| 〜3GB | 1,078円 | Rakuten Link利用で国内通話無料 |
| 〜20GB | 2,178円 | Rakuten Link利用で国内通話無料 |
| 20GB〜無制限 | 3,278円 | Rakuten Link利用で国内通話無料 |
料金プランの特徴
- データ使用量に応じて自動的に料金が変動する
- 多く使った月は高く、少ない月は安くなる柔軟な料金設定
- 家族割引適用で1回線あたり110円（税込）割引
- シニア割引（60歳以上）で最大1,100円（税込）割引
- 国内でのデータ通信が無制限（理論上は容量制限なし）
- Rakuten Linkアプリを使用した場合の国内通話無料
- テザリングも無制限で追加料金なし
このように、使用量に応じて料金が決まるため、月によって通信量が変わる方でも最適な料金で利用できます。
無制限プランの隠れたコストと追加料金
楽天モバイルの基本料金以外に発生する可能性のある費用には、以下のようなものがあります。
| 事務手数料 | 3,300円 |
| 通話料 ※Rakuten Link未使用時 | 30秒22円 |
| SMS送信料 ※国内送信 | 3.3円/70文字 |
| ユニバーサルサービス料 電話リレーサービス料 | 数円〜数十円/月 |
| オプションサービス | 各種オプションにより異なる |
これらの追加料金は、利用状況によっては月額料金以上に膨らむ可能性があります。
特に通話料については、Rakuten Linkの使用を徹底しないと予想外の請求になる可能性があるため注意が必要です。
3大キャリアの無制限プランとの料金比較
楽天モバイルと3大キャリアの無制限プラン料金を比較してみましょう。
| キャリア | プラン名 | 月額料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | Rakuten最強プラン | 3,278円 | ・データ無制限 ・Rakuten Link利用で通話無料 |
| ドコモ | eximo | 7,315円 | ・データ無制限 ・5分以内通話無料 |
| au | 使い放題MAX 5G/4G | 7,238円 | ・データ無制限 ・通話はカケホーダイ加入必要 |
| ソフトバンク | メリハリ無制限 | 7,238円 | ・データ無制限 ・通話は別途オプション |
価格を比較すると、楽天モバイルの無制限プランは3大キャリアのほぼ半額で利用できることがわかります。
ただし、次の項で説明するように、通信エリアや品質面ではいくつかの違いがあります。
楽天モバイルのエリア・通信品質の真実
楽天モバイルの通信エリアと品質についても、実際のところはどうなのかを見ていきましょう。
楽天回線エリアとパートナー回線エリアの違い
楽天モバイルの通信エリアは、「楽天回線エリア」と「パートナー回線エリア」に分けられます。
- 楽天回線エリア：楽天モバイルが独自に整備した基地局による通信エリア
- パートナー回線エリア：KDDI（au）の回線を借りて提供するエリア
2023年6月以降は、両方のエリアでデータ通信が無制限で利用可能です。
しかし、パートナー回線では、5G通信が利用できない（4G LTEまで）ので、お気をつけください。
なお、パートナー回線は2026年9月末に原則終了予定です。
それまでに楽天の独自回線を全国に拡大する計画ですが、カバレッジについては注視する必要があります。
プラチナバンド導入で改善された接続品質と今後
楽天モバイルは、2024年6月から「プラチナバンド」と呼ばれる700MHz帯の電波の運用を開始しました。
プラチナバンドとは？
- 障害物に強く、建物内や地下でも電波が届きやすい特性を持つ
- 山間部でも通信が安定する特性を持つ
- 主要都市部から順次エリアを拡大中
- 通信状態が不安定だった場所でも改善が期待される
プラチナバンドは、建物の壁や地下などの障害物を回り込んで電波が届きやすく、屋内や山間部でも通信が安定する特性があります。
これにより、従来の1.7GHz帯では難しかったエリアでも、快適な通信が可能となりました。
このプラチナバンド導入によって、以前は「繋がりにくい」と言われていた楽天モバイルの接続品質が大幅に改善されると期待されています。
ただし、楽天モバイルに割り当てられた帯域幅は3MHzと狭く、他社に比べて同時接続の容量が限られているため、今後の基地局整備が重要です。
楽天モバイルの無制限プランはどんな人におすすめ？
楽天モバイルが自分に合っているかどうか判断するには、自分の利用スタイルと照らし合わせることが大切です。
楽天モバイル無制限プランが最適な人の特徴
楽天モバイルの無制限プランが特に向いているのは、以下のような方々です。
- 大容量のデータ通信を毎月利用する方
- 料金を抑えたいが通信量は妥協したくない方
- テザリングを頻繁に使う方
- 国内での利用が中心の方
- 楽天経済圏を利用している方（楽天市場やRakuten Payなど）
- 都市部や住宅地が主な利用エリアの方
- 通話はRakuten Linkでの利用に抵抗がない方
楽天モバイルの「無制限プラン（Rakuten最強プラン）」は、月額3,278円（税込）でデータ通信が無制限に利用できる点が最大の特徴です。
特に、毎月大容量のデータ通信を行う方や、テザリングを頻繁に使用する方にとっては、追加料金なしで利用できるため、非常に経済的です。
また、料金体系は段階制を採用しており、データ使用量が少ない月は料金が自動的に下がるため、無駄なコストを抑えることができます。
通話に関しても、専用アプリ「Rakuten Link」を利用することで、国内通話が無料で利用可能です。
さらに、楽天市場やRakuten Payなどの楽天サービスとの連携により、楽天ポイントが貯まりやすく、日常の買い物や支払いでもお得感を得られます。
通信エリアについては、楽天回線エリアが全国の人口カバー率99.9％を突破しており、都市部や住宅地では安定した通信が期待できます。
このように、楽天モバイルの無制限プランは、コストパフォーマンスを重視しつつ、大容量のデータ通信やテザリングを頻繁に利用する方に最適な選択肢と言えるでしょう。
楽天モバイル無制限プランが向かない人の特徴
一方で、以下のような方には楽天モバイル無制限プランがあまり向いていないかもしれません。
- 海外での利用が多い方（2GB制限があるため）
- 山間部や島しょ部など楽天回線エリア外が主な利用エリアの方
- 通信速度の安定性を最優先する方
- 通話品質に厳しい方（ビジネス用途など）
- 5Gの高速通信を全国各地で利用したい方
- 標準電話アプリを使い慣れている方
月間2GBまでしか使えないため、頻繁に海外でデータ通信を行う方には不向きです。
また、山間部や島しょ部など楽天回線エリア外にお住みの方は、パートナー回線（au回線）に切り替わることになりますが、こちらは月間5GBのデータ容量制限があり、超過後は通信速度が1Mbpsに制限されます。
さらに、Rakuten Linkアプリを通さないと有料となるため、標準電話アプリを使い慣れている方にはあまり向いていないと言えるでしょう。
これらの点を考慮すると、楽天モバイルの「無制限プラン」は、通信品質や通話の安定性を重視する方、特にビジネス用途での利用を考えている方には適していない可能性があります。
【Q&A】楽天モバイルの無制限に関するよくある質問
楽天モバイルの無制限プランについて、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
楽天モバイルの無制限は今後も続くのか？
Q
楽天モバイルの無制限は今後も続くのか？
A
現時点では、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」のデータ無制限プランは今後も継続される見込みです。
- 2023年6月に「Rakuten最強プラン」として刷新されたばかり
- パートナー回線でも無制限化するなど、むしろサービスは拡充傾向
- 料金プランは、市場状況によって変わる可能性はある
ただし、通信事業者のプランは競争環境や政策によって変更される可能性があるため、最新情報を定期的にチェックすることをお勧めします。
楽天モバイルは20ギガで利用を止めることはできるのか？
Q
楽天モバイルは20ギガで利用を止めることはできるのか？
A
「20GBに達したら通信を止める」という機能は、楽天モバイル公式には用意されていませんが、端末の設定で対応可能です。
Androidの場合
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「データ使用量」から警告と制限を設定可能
iPhoneの場合
データ通信量を自動で停止する機能はないが、警告の設定は可能
また、料金が上がるのを気にしている方は、モバイルデータ通信を手動でオフにする方法もあります。
ただし、これはあくまで端末側の機能であり、楽天モバイルのプラン自体を20GBで止めるわけではありません。
データ使用量に応じた料金がかかる点には留意が必要です。
楽天モバイルの「公平な速度制御」とは具体的にどういうものか？
Q
楽天モバイルの「公平な速度制御」とは具体的にどういうものか？
A
楽天モバイルが言及している「公平な速度制御」の具体的な条件については、明確な公式発表はありません。
- 「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり」との記載
- 特定のヘビーユーザーに対して一時的な速度制限を行う可能性がある
- かつてあった「1日10GB制限」のような明確な閾値は現在は設けていない
- 極端な大容量利用やネットワーク負荷が高い場合に実施される可能性あり
多くのユーザーの一般的な利用であれば、この「公平な速度制御」を体感することはほとんどないでしょう。
データ使用量100GB超で制限されるという噂は本当か？
Q
データ使用量100GB超で制限されるという噂は本当か？
A
「月間100GB以上使うと制限される」という噂については、楽天モバイル公式からの明確な発表はありません。
一部のレンタルSIM事業者では、「1ヵ月100GB以上の通信をすると、低速200Kになる」との記載があるが、これは楽天モバイルの公式見解ではありません。
理論上は無制限だが、極端な使用量や不適切な利用では、事業者の判断で制限される可能性はあるかもしれません。
実際には、ネットワークの健全性維持のため、極端な大容量利用や不正利用と判断された場合には何らかの制限がかかる可能性は否定できません。
しかし、一般的な利用範囲内であれば、100GBを超えても問題なく利用できるユーザーが多いようです。
まとめ
楽天モバイルの「無制限」について詳しく見てきました。
- 国内データ通信は実質的に無制限
- 海外利用時は2GBまで
- 通話無料はRakuten Linkアプリ利用時のみ
- 混雑時は公平性確保のための速度制御の可能性あり
- パートナー回線（au回線）も無制限
楽天モバイルの無制限プランは、大容量のデータ通信を低価格で利用したい方にとって非常に魅力的なオプションです。
特に月に20GB以上のデータを使う方、テザリングを頻繁に利用する方にとっては、コストパフォーマンスに優れた選択肢となるでしょう。
ただし、頻繁に海外を利用する方や、通信品質の安定性を最優先する方、標準電話アプリでの通話が多い方には注意点もあります。
ご自身の利用スタイルと照らし合わせて、楽天モバイルが自分に合っているかどうか判断することをお勧めします。
楽天モバイルの「無制限」は、一定の条件や制約はあるものの、その価格帯では非常に競争力のあるサービスと言えるでしょう。
これからも通信環境の改善や新サービスの導入が期待される中、楽天モバイルの動向に注目していきたいところです。
