楽天最強プランの落とし穴とデメリットとは？料金やメリット・契約方法も合わせて紹介！

「楽天最強プランってどうなの？」
「安い料金に惹かれるけど、落とし穴がありそうで心配…」
「本当に大手キャリアから乗り換えても大丈夫？」

このような疑問をお持ちではありませんか？

楽天モバイルの「楽天最強プラン」はデータ無制限で月額3,278円という魅力的な料金設定ながら、実はいくつかの落とし穴やデメリットが存在します。

本記事では、楽天最強プランのメリットだけでなく、あまり表に出てこないデメリットや落とし穴も徹底解説します。

また、パートナー回線の終了問題やプラチナバンドの状況など重要なポイントを網羅しています。

これから楽天モバイルへの乗り換えを検討している方はもちろん、すでに利用中の方も、ぜひ最後までご覧ください。

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楽天最強プランとは？基本情報と料金体系

まずは、楽天最強プランの基本情報と料金体系について押さえておきましょう。

楽天最強プランの概要と3段階料金システム

楽天最強プランは、楽天モバイルが提供する唯一の回線プランです。

2023年6月1日にスタートし、従来の「Rakuten UN-LIMIT VII」から進化したプランとなります。

最大の特徴は、3段階の従量制料金システムです。

この料金体系は、その月に実際に使用したデータ量に応じて自動的に切り替わるシステムになっています。

例えば、ある月に2.5GBしか使わなければ1,078円、25GB使えば3,278円といった具合です。

月によって使用量が変動する方でも、常に最適な料金で利用できるのが大きな魅力です。

通話機能（Rakuten Link）について

楽天最強プランでは、専用アプリ「Rakuten Link（楽天リンク）」を使うことで、国内通話が無料になります。

通常の電話アプリを使った場合は、30秒22円の通話料がかかるため、無料で通話するためには必ずRakuten Linkアプリを使う必要があります。

Rakuten Linkを使えば、時間や回数の制限なく国内通話が無料でかけ放題になるので、長電話が多い方には特におすすめです。

また、2023年からはデスクトップ版も提供開始されており、PCからの通話も可能になっています。

データタイプと通常タイプの違い

楽天最強プランには「通常タイプ」と「データタイプ」の2種類があります。

データタイプは音声通話ができず、タブレットやモバイルルーターなどデータ通信専用として利用する場合に適しています。

本人確認書類が不要という手軽さがありますが、支払い方法が楽天カード限定となる点には注意が必要です。

通常タイプは音声通話が可能で、スマートフォンとして一般的に利用する場合に適しています。

楽天最強プランの落とし穴・デメリット5選

楽天最強プランには数々のメリットがある一方で、あまり表に出てこない落とし穴やデメリットも存在します。

契約前に知っておくべき主なデメリットを5つ紹介します。

パートナー回線（au）の通信エリアが限定的

楽天モバイルの通信サービスは、「楽天回線」と「パートナー回線（au回線）」の2つで構成されています。

楽天最強プランでは、パートナー回線でもデータ無制限で使えるようになりますが、実は使えるパートナー回線（au回線）の周波数帯は非常に限られています。

具体的には、auが提供しているローミング対象周波数は800MHz帯のみで、東京23区・名古屋市・大阪市など限定的なエリアにしか提供されていません。

つまり、「au回線も無制限で最高じゃん！」と思っても、実際はパートナー回線がカバーしているエリアは限られており、多くの場所では楽天回線に頼ることになります。

楽天回線の人口カバー率は99.9%とされていますが、山間部や一部地方ではまだ繋がりにくい場所も残っています。

2026年9月末にパートナー回線が終了予定

もう一つ大きな落とし穴と言えるのが、パートナー回線の提供は2026年9月30日に終了予定という点です。

KDDIと楽天モバイルの間のローミング契約は2026年9月末までとなっており、それ以降は楽天自社回線のみでのサービス提供となる予定です。

現在、地下や建物内など楽天回線の届きにくい場所では、パートナー回線が重要な役割を果たしています。

パートナー回線がなくなった後も同じ品質のサービスが提供できるのかは、不透明な部分があります。

また、楽天モバイルは2024年6月からプラチナバンド（700MHz帯）のサービスを開始し、カバーエリア拡大に取り組んでいますが、2026年のパートナー回線終了までに全国をカバーできるかは未知数です。

通話無料にするにはRakuten Linkアプリが必須

楽天最強プランで通話料を無料にするには、必ずRakuten Linkアプリを使う必要があります。

標準の電話アプリを使うと、30秒22円の通話料が発生してしまいます。

特にiPhoneユーザーは注意が必要で、着信時に標準の電話アプリから折り返してしまうと通話料が発生します。

毎回、Rakuten Linkアプリを開いて電話をかける習慣をつける必要があるのです。

また、Rakuten Linkの通話品質については「通常の電話と比べると少し音質が劣る」「LINE通話のような感じ」といった声もあります。

インターネット通信を利用した通話のため、電波状況によっては音声が途切れたり遅延することもあります。

建物内や地下での電波の繋がりにくさ

楽天モバイルは、建物内や地下などで電波が繋がりにくいという問題があります。

これは、楽天モバイルが長らくプラチナバンド（700〜900MHz帯）に対応していなかったことが原因です。

プラチナバンドは障害物を回り込む性質があり、建物内や地下でも電波が届きやすい特徴があります。

楽天モバイルは、2024年6月27日からプラチナバンド（700MHz帯）の商用サービスを開始しましたが、まだ全国的に展開されているわけではありません。

今後、数年かけて順次エリア拡大していく予定です。

プラチナバンドのサービス開始により状況は改善傾向にありますが、他の大手キャリアと比べるとまだ繋がりにくい場所が存在します。

20GB超えると自動で無制限プランになる

楽天最強プランは使ったデータ量に応じて料金が自動的に切り替わるシステムですが、これが思わぬ出費につながる可能性もあります。

例えば、普段は3GB以内で収まっていたのに、動画を見過ぎて20GBを少しでも超えてしまうと、その月は自動的に3,278円の料金が適用されます。

20GBを少し超えただけで約2,000円も料金が上がってしまうため、データ使用量の管理には注意が必要です。

また、自分では気づかないうちにバックグラウンドでアプリがデータを消費していることもあるので、定期的にデータ使用量をチェックする習慣をつけることをおすすめします。

楽天最強プランと旧プラン(Rakuten UN-LIMIT VII)の違いは？

楽天最強プランは、2023年6月1日から提供が開始された比較的新しいプランです。

従来の「Rakuten UN-LIMIT VII」からどのように変わったのか、主な違いを解説します。

パートナー回線の5GB制限撤廃が最大の変更点

楽天最強プランと旧プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」の最大の違いは、パートナー回線（au回線）のデータ容量制限が撤廃された点です。

旧プランでは、パートナー回線エリアでのデータ通信は月間5GBまでという制限がありました。

5GBを超えると、通信速度が最大1Mbpsに制限されていたのです。

しかし、楽天最強プランでは、パートナー回線でも楽天回線と同様にデータ通信が無制限で利用できるようになりました。

これにより、理論上は日本全国どこでも高速データ通信が使い放題になったのです。

Rakuten Linkのデスクトップ版が使用可能に

もう一つの大きな変更点は、Rakuten Linkのデスクトップ版が使えるようになったことです。

スマホでRakuten Linkを使った国内通話は旧プランでも無料でしたが、楽天最強プランではデスクトップPCからも無料で電話をかけられるようになりました。

デスクトップ版も同様に国内通話が無料で、ヘッドセットを使ってハンズフリーで通話できるため、在宅ワークなどで長時間の電話会議が多い方に便利な機能です。

料金体系は変わらず3段階制を維持

料金体系については、旧プランと楽天最強プランで変更はありません。

3GBまでが1,078円、20GBまでが2,178円、無制限が3,278円という3段階の従量制は維持されています。

この料金体系は他社と比較しても非常にリーズナブルで、特にデータ無制限で3,278円という価格は大手キャリアの半額以下となっています。

楽天最強プランの魅力的なメリット4選

ここまでは、楽天最強プランのデメリットや落とし穴を中心に解説してきましたが、もちろん魅力的なメリットも数多くあります。

全国どこでもデータ通信無制限で月額3,278円

楽天最強プランの最大の魅力は、全国どこでもデータ通信が無制限で使えて月額3,278円という圧倒的なコストパフォーマンスです。

大手3キャリア（docomo・au・SoftBank）の無制限プランと比較すると、約半額以下の料金設定となっています。

また、楽天モバイルは契約期間の縛りがなく、解約金もかからないため、試しに使ってみて合わなければいつでも解約できるのも大きなメリットです。

専用アプリで国内通話が無料でかけ放題

Rakuten Linkアプリを使えば、時間無制限・回数無制限で国内通話が無料になります。

大手キャリアでは、通話かけ放題オプションだけで月額1,000円以上かかることを考えると、これだけでも大きなメリットと言えるでしょう。

特に通話をよくする方にとっては、月々の通話料を大幅に節約できるでしょう。

海外90カ国以上で2GB無料で利用可能

楽天最強プランでは、海外90カ国以上で追加手続きなし、追加料金なしで毎月2GBまで無料でデータ通信が利用できます。

海外でデータ通信を使う場合、一般的には事前の手続きや1日あたり1,000円程度のオプション料金が必要になりますが、楽天モバイルではそうした手続きや追加料金が不要です。

2GBを超えた場合は通信速度が最大128kbpsに制限されますが、1GBあたり550円でデータチャージが可能です。

海外旅行や出張が多い方にとっては、非常に便利なサービスと言えるでしょう。

楽天市場でのポイント還元率が最大5倍に

楽天モバイルユーザーになると、楽天市場でのポイント還元率が最大5倍になります。

例えば、10,000円の買い物をした場合、通常は100ポイントのところ500ポイント獲得できることになります。

楽天市場をよく利用する方にとっては、かなりのポイント還元を期待できるでしょう。

また、貯まった楽天ポイントは1ポイント1円として楽天モバイルの料金支払いにも使えるため、ポイントを効率よく貯めて活用すれば、さらに月々の支払いを抑えることができます。

楽天経済圏を活用している方には、こうした相乗効果も大きなメリットです。

楽天最強プランはこんな人におすすめ

楽天最強プランのメリット・デメリットを踏まえた上で、どのような人におすすめできるのか紹介します。

大容量データ通信を格安で使いたい人

動画視聴やテザリングなど、大量のデータ通信を使うけれど月々の支出は抑えたいという方に楽天最強プランは最適です。

20GBを超えても月額3,278円で無制限に使えるため、動画視聴やオンラインゲームを思う存分楽しみたい方や、テザリングでノートPCを頻繁に使う方にもぴったりです。

特に、月に20GB以上のデータを消費する方であれば、他社プランと比べて料金面でかなりお得になります。

楽天経済圏をよく利用する人

楽天市場でのお買い物が多かったり、楽天カードを持っていたりと、楽天経済圏をよく利用する方にとって楽天最強プランは相性抜群です。

楽天モバイルユーザーになることで楽天市場でのポイント還元率が最大5倍になり、貯まったポイントは料金支払いにも使えるため、効率よくポイントを貯めて活用できます。

楽天のサービスを複合的に利用することで、お得度がさらに高まるのが大きな魅力です。

通信コストを抑えたい人

大手キャリアから乗り換えて、月々のスマホ代を大幅に節約したいという方にも楽天最強プランはおすすめです。

特に通話をよくする方は、Rakuten Linkアプリを使えば通話料が無料になるため、かけ放題オプションの費用を丸ごと節約できます。

データ使用量が少ない月には自動的に料金も下がるため、無駄なく経済的に利用できるでしょう。

海外によく行く人

海外旅行や出張が多い方にとって、追加手続き・追加料金なしで海外でも2GBまで使える楽天最強プランは非常に便利です。

他社では海外でデータ通信を使うには事前の手続きや1日あたり1,000円程度の追加料金が必要になることが多いため、その手間とコストを考えると大きなメリットといえます。

旅行中のGoogleマップやSNS投稿程度であれば、2GBで十分カバーできることも多いでしょう。

楽天最強プランを契約する流れ

楽天最強プランへの契約を決めた方のために、申し込みから利用開始までの流れを解説します。

1. STEP

   必要な書類や情報を準備する

   まず、契約に必要な書類や情報を準備します。

   必要なもの

   • 本人確認書類（運転免許証またはマイナンバーカードなど）
   • 楽天会員ID・パスワード
   • クレジットカードまたは銀行口座情報
   • MNP予約番号（他社からの乗り換えの場合）

   データタイプを契約する場合は本人確認書類は不要ですが、本人名義の楽天カードが必要です。

2. STEP

   オンラインまたは店舗で申し込む

   楽天モバイルの申し込みは、公式サイトからのオンライン申し込みか、全国の楽天モバイルショップでの店頭申し込みが可能です。

   オンラインでの申し込み手順

   1. 楽天モバイル公式サイトにアクセス
   2. 「新規/乗り換え(MNP)お申し込み」をクリック
   3. 契約プラン（通常タイプ/データタイプ）を選択
   4. 楽天会員IDでログイン
   5. 必要事項を入力し、本人確認書類をアップロード
   6. 支払い方法を設定し、申し込みを完了

   キャンペーンを利用する場合は、必ず該当するキャンペーンページからのエントリーが必要な場合もあるので注意しましょう。

3. STEP

   SIMカード・eSIMを受け取り設定する

   申し込み完了後、SIMカードが郵送されてきます。
   ※eSIMを選択した場合はメールで案内が届きます

   SIMカードが届いたら、スマホにセットしましょう。

   eSIMの場合は、届いたQRコードを読み取るか、プロファイルをダウンロードして設定します。

   他社からの乗り換えの場合、SIMカードをセットした時点では切り替わっていないため、開通手続きが必要です。

4. STEP

   開通手続きと初期設定を済ませる

   楽天モバイルへの乗り換え（MNP）の場合は、SIMカードをセットした後、開通手続きが必要です。

   開通手続きは、my楽天モバイルアプリまたはWebサイトから行います。

   開通手続きを行うと、これまでの回線から楽天モバイルの回線に切り替わります。

   開通後、APN設定などの初期設定を行い、Rakuten Linkアプリをインストールして設定しましょう。

   Rakuten Linkの設定を済ませておくことで、すぐに無料通話を利用できるようになります。

   なお、申込みから10日以内に開通手続きを行わない場合は、MNP予約番号の有効期限満了日の午前10時に自動的に開通します。

   楽天モバイル公式サイトはこちら

楽天最強プランに関するよくある質問

楽天最強プランに関してよくある質問とその回答をまとめました。

パートナー回線が終了したら、通信品質はどうなりますか？

プラチナバンドは全国で使えますか？効果はありますか？

Rakuten Linkの通話品質は良いですか？

月額料金が確定するのはいつ頃ですか？

海外でのデータ通信は本当に追加料金なしですか？

まとめ

楽天最強プランのメリットとデメリットを詳しく解説してきました。

楽天最強プランは、大容量データを使いたい方や通信コストを抑えたい方にとって非常に魅力的なプランです。

特に月に20GB以上のデータを使う方や、楽天経済圏をよく利用する方にとっては、そのコストパフォーマンスの高さから選択肢として検討する価値は十分にあるでしょう。

2026年9月末に予定されているパートナー回線の終了や、建物内・地下での電波の繋がりにくさなど、いくつかの落とし穴やデメリットも存在します。

特に通話品質やエリア面でこだわりがある方は、慎重に検討する必要があります。

プラチナバンドの導入により状況は改善傾向にありますが、大手キャリアと比較するとまだ発展途上の部分もある点は理解しておきましょう。

最終的には、ご自身の使い方や優先順位に合わせて判断することが大切です。

こんな方におすすめ！

• データ通信量が多く、コストを重視する方
• 通話が多く、Rakuten Linkを使いこなせる方
• 楽天経済圏をよく利用する方

楽天モバイルは契約期間の縛りがなく、解約金も不要なので、実際に使ってみて合わなければ解約することも可能です。

自分の使い方に合った最適なプランを選び、賢くスマホライフを楽しみましょう！