「楽天モバイルの48回払いって本当にお得なの?」
「返却しないとどうなるの?」
「デメリットはないの?」
楽天モバイルの買い替え超トクプログラム(48回払い)は、iPhoneを実質半額で購入できるとして人気を集めていますが、その裏には知っておくべき様々なデメリットが潜んでいます。
実は、返却トラブルで追加費用が発生するケースが多いのをご存知でしょうか?
さらに、2年以上使う予定なら48回払いは損になる可能性も…。
この記事では、楽天モバイル48回払いのデメリットとリスクを徹底解説します。
賢い選択をするための情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
楽天モバイル48回払い(買い替え超トクプログラム)とは

「iPhoneの最新機種が欲しいけど、高くて手が出ない…」
そんな悩みを解決するのが楽天モバイルの48回払い、通称「買い替え超トクプログラム」です。
このプログラムは一言でいえば、「iPhoneを2年間だけレンタルして実質半額で使える仕組み」と考えるとわかりやすいでしょう。
対象のiPhoneを48回の分割払いで購入し、24回(2年分)の支払いを終えた後、端末を返却すると、残りの24回分の支払いが免除されます。
つまり、半額で済むというわけです。

- 通常価格:112,800円
- 48回払い:2,350円/月
- 買い替え超トクプログラム適用:毎月2,350円×24回=56,400円(返却条件付き)
これだけ聞くと「すごくお得!」と思いますよね。
確かに、2年ごとに最新機種に乗り換えたい方にとっては魅力的な制度です。
ただし、覚えておくべき条件があります。
- 対象はiPhoneのみ
- 楽天カードでの支払いが必須
- 18歳以上でないと利用できない
- 端末の返却が必要(返却しないと残金を支払う必要あり)
- 返却時、3,300円の手数料がかかる
特に重要なのが4つ目のポイントです。
このプログラムは、「半額でiPhoneが買える」わけではありませんので、勘違いしないでください!
あくまで「2年間使ったあとに返却する」ことが条件です。
手元に端末を残したい場合は、通常通り48回分の支払いが必要になります。
買い替え超トクプログラムは、端末を「所有する」のではなく「利用する」という考え方に近いと言えるでしょう。
2年ごとに最新iPhoneを使いたい方には最適ですが、長く同じ端末を使いたい方には別の選択肢も検討する価値があります。
対象機種
- iPhone16シリーズ(16e/16/16 Plus/16 Pro/16 Pro Max)
- iPhone15シリーズ(15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max)
- iPhone14シリーズ(14/14 Plus)
- iPhone13
- iPhone SE(第3世代)
残念ながら、Android端末はこのプログラムの対象外となっています。
楽天モバイル48回払いのデメリット
楽天モバイルの48回払い(買い替え超トクプログラム)には、知っておくべき重要なデメリットがいくつもあります。
契約前に必ず確認しておきましょう。
返却が必要(端末を手元に残せない)
最大のデメリットは、実質半額で利用するために端末を返却しなければならない点です。
2年使った後も引き続き同じ端末を使いたい、家族に譲りたい、売却したいという場合には向いていません。
返却しないという選択肢もありますが、その場合は通常通り48回分の支払いが必要となり、実質半額というメリットは享受できません。
Android端末は対象外(iPhoneのみ)
楽天モバイルの買い替え超トクプログラムは、iPhoneのみが対象です。
Android端末は対象外となっているため、Androidユーザーはこのプログラムを利用できません。
以前は「アップグレードプログラム」の名称でAndroid端末も対象でしたが、現在の「買い替え超トクプログラム」ではiPhoneだけが対象となっています。
楽天カードでの支払いが必須
このプログラムを利用するには、楽天カードでの支払いが必須条件です。
他のクレジットカードや口座振替、請求書払いなどでは利用できません。
楽天カードを持っていない方は、事前に楽天カードを作成する必要があります。
楽天カードの審査に通らなければ、このプログラムも利用できないという点に注意が必要です。
返却時の事務手数料(3,300円)
端末を返却してプログラムを解約する場合、事務手数料として3,300円(税込)がかかります。
これは、機種変更の有無にかかわらず発生します。
実質半額と謳われていますが、この手数料分は別途必要になるため、実際の負担額は半額より少し高くなる点を覚えておきましょう。
故障・画面割れ時の追加費用(22,000円)
返却時に画面割れや故障などの破損があると、故障費用として22,000円(不課税)が請求されます。
これは、思わぬ追加費用となる可能性があります。
楽天モバイルでは返却端末を「良品」「損傷品」「受付不可品」の3つに分類しており、「良品」以外は追加費用が発生します。
判定項目 | ペナルティ | 主な症状 |
---|---|---|
良品 | なし | 軽度の傷・打痕 |
損傷品 | 22,000円 | 画面割れ、画面の傷、画面焼け・ドット抜け・変色 重度の外装傷・打痕、本体の歪み・反り 背面ガラス割れ・カメラガラスの傷 |
受付不可品 | 残債全額 | 改造・分解の痕跡 重度の画面割れ(中が見えている等) 初期化・アクティベーション不可 |
このリスクを避けるために、「故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+」への加入を検討する価値があります。
分割審査に通らないと利用できない
買い替え超トクプログラムを適用するには48回払いでiPhoneを購入する必要がありますが、分割審査に通らないと利用できません。
過去に携帯料金の支払いを滞納したことがある方や、クレジットカードの利用状況に問題がある方は、審査に通らない可能性があります。
その場合は、一括払いを検討する必要があります。
返却が遅れると割引額が減少する
端末返却は、25ヶ月目から47ヶ月目までの間で可能ですが、返却が遅れるほど実質的な割引額は減少します。
例えば、iPhone14(128GB)の場合
- 25ヶ月目に返却:免除額は60,478円
- 26ヶ月目に返却:免除額は57,960円
- 27ヶ月目に返却:免除額は55,442円
最大の恩恵を受けるなら、ちょうど25ヶ月目のタイミングで返却するのが最もお得です。
支払回数が48回で固定されている
このプログラムは、支払回数が48回で固定されており、回数を短縮したり延長したりすることはできません。
支払い期間を自分で調整したい場合には向いておらず、選択肢が限られてしまうのがデメリットと言えます。
申し込み後のキャンセルができない
一度申し込むと、申し込み後のキャンセルができない点も大きなデメリットです。
例えば、入荷待ちや発売前のiPhoneを予約していた場合、他に在庫が見つかったとしても、楽天モバイルでの申し込みをキャンセルすることはできません。
慎重に判断してから申し込むことが重要です。
楽天ポイントで支払いができない
楽天グループのサービスですが、48回払いでは楽天ポイントでの支払いができません。
楽天ポイントが貯まっている方にとっては、それを活用できないのは残念なポイントです。
楽天ポイントで支払いたい場合は、一括払いを選択する必要があります。
18歳未満は利用できない
このプログラムは、18歳以上でないと加入できません。
未成年者で本人名義での契約を検討している場合は、別の支払い方法を検討する必要があります。
また、楽天モバイルでは18歳未満は、webでiPhoneを購入できないという制限もあります。
途中解約時は残債を一括返済が必要
25ヶ月目より前に解約したい場合、残りの端末代金を一括で支払う必要があります。
例えば、10ヶ月目で解約を希望する場合、残りの38回分の支払いを一度に行わなければなりません。
これは急な出費となるため、注意が必要です。
楽天モバイル48回払いのメリット
デメリットばかり見てきましたが、楽天モバイル48回払いには魅力的なメリットもあります。
ここでは、主なメリットを紹介します。
毎月の支払いを抑えられる
48回払いの最大のメリットは、毎月の支払い額を抑えられる点です。
例えば、iPhone15(128GB)の場合
- 48回払い:月々約2,350円
- 24回払い:月々約4,700円
月々の負担が小さいため、家計への影響を最小限に抑えつつ高額なiPhoneを利用できます。
毎月の固定費を抑えたい方には大きなメリットです。
最新機種に乗り換えやすい
常に最新のiPhoneを使いたい方にとって、このプログラムは理想的です。
なぜなら、2年ごとに最新機種に実質半額で乗り換えられる仕組みになっているためです。
最新のカメラ機能や性能向上を楽しみたい方、テクノロジーの進化についていきたい方には、コスト効率の良い選択肢と言えるでしょう。
分割手数料がかからない
楽天モバイル48回払いは、分割手数料がかからない点も大きなメリットです。
通常、48回の長期分割払いには相当額の手数料が発生しますが、このプログラムでは実質年率0%で利用できます。
例えば、iPhone16 Pro Max(1TB)の場合、通常の分割払いなら7万円以上の手数料が発生する可能性がありますが、このプログラムではその出費がありません。
回線契約なしでも利用できる
楽天モバイルの回線契約をしていなくても、このプログラムを利用してiPhoneを購入することができます。
端末のみの購入でも、48回払いとプログラム特典が適用されます。
これは他社のキャリアでは珍しい特徴で、楽天モバイル以外の回線を使いながらも、このお得なプログラムを活用できる点が魅力です。
楽天モバイル48回払いと24回払い・一括払いの違い
楽天モバイルでiPhoneを購入する際、48回払い・24回払い・一括払いという3つの選択肢があります。
どの支払い方法が自分に合うのか、違いを詳しく見ていきましょう。
比較項目 | 48回払い (買い替え超トクプログラム) | 24回払い | 一括払い |
---|---|---|---|
支払い期間 | 48ヶ月(4年間) | 24ヶ月(2年間) | 一度に全額支払い |
月々の支払い額 | 約2,350円/月 ※iPhone15 128GBの場合 | 約4,700円/月 ※iPhone15 128GBの場合 | なし (初回に全額支払い) |
端末の所有権 | 返却が必要 (半額にするため) | 自分のものになる | 自分のものになる |
キャンペーン特典 | 最大16,000ポイント還元 | 最大40,000円相当還元 (20,000円値引き+20,000ポイント) | 最大40,000円相当還元 (20,000円値引き+20,000ポイント) |
楽天ポイント支払い | 使用不可 | 使用不可 | 使用可能 |
クレジットカード | 楽天カードのみ | 各種クレジットカード対応 | 各種クレジットカード 楽天ポイント |
審査 | 必要 | 必要 | 不要 |
手数料・諸費用 | ・分割手数料なし ・返却時に事務手数料3,300円 ・故障時に修理費用22,000円 | 分割手数料なし | 手数料なし |
実質負担額 (特典適用・端末返却時) | 56,400円-16,000ポイント=40,400円 ※iPhone15 128GBの場合 | 112,800円-40,000円相当=72,800円 ※iPhone15 128GBの場合 | 112,800円-40,000円相当=72,800円 ※iPhone15 128GBの場合 |
キャンセル | 申込後キャンセル不可 | 申込後キャンセル不可 | 申込後キャンセル不可 |
支払い方法による月額料金の違い
48回払いは、月々の支払い額を最も低く抑えられるメリットがあります。
例えば、iPhone15(128GB)の場合、各支払い方法での月額は以下のようになります。
支払い方法 | 月額料金 | 総支払額 |
---|---|---|
48回払い | 約2,350円 | 112,800円 |
24回払い | 約4,700円 | 112,800円 |
一括払い | ー | 112,800円 |
48回払いは月々の負担が小さいですが、支払期間が長くなります。
一方で、一括払いは一度に多額の支払いが必要ですが、早く支払いを完了できます。
キャンペーン適用条件の違い(ポイント還元額など)
重要な違いとして、適用できるキャンペーンが異なる点があります。
24回払いと一括払いは「iPhoneトク得乗り換えキャンペーン」で、最大40,000円相当のポイント還元が受けられますが、48回払いの場合は最大16,000円相当に留まります。
これは大きな差であり、2年以上端末を使う予定なら、24回払いや一括払いの方がお得になることが多いのです。
支払い完了までの期間と総支払額の比較
支払い期間とトータルコストを比較すると、以下のような違いがあります。
- 48回払い:4年間の支払いだが、2年後に返却すれば実質半額
- 24回払い:2年間で支払い完了、端末は手元に残る
- 一括払い:即時支払い完了、端末は手元に残る
長期的に見ると、端末を2年以上使う予定なら24回払いや一括払いの方が経済的です。
特にキャンペーンも考慮すると、その差はさらに広がります。
どのような人にどの支払い方法が向いているか
それぞれの支払い方法に向いている人を整理してみましょう。
48回払いに向いている人
- 2年ごとに最新機種に買い替えたい方
- 毎月の負担を少しでも軽くしたい方
- 端末を所有する必要がない方
24回払い・一括払いに向いている人
- 端末を長く使いたい方(2年以上)
- 端末を手元に残しておきたい方
- キャンペーン特典を最大限に活用したい方
- 楽天ポイントで支払いたい方(一括払いのみ可能)
自分のライフスタイルや使い方に合わせて、最適な支払い方法を選ぶことが大切です。
楽天モバイル48回払いの注意点
楽天モバイルの48回払いは、状況によって向き不向きがあります。
ここでは、利用シーンごとの注意点を詳しく見ていきましょう。
- 2年以上使う方は一括・24回払いの方がお得
- 途中解約すると一括返済が必要
- 端末が手元に残らない
2年以上使う方は一括・24回払いの方がお得
端末を2年以上使う予定がある方は、一括払いや24回払いの方がお得です。
一括払い・24回払いの場合、「iPhoneトク得乗り換えキャンペーン」で機種代金が20,000円値引きされ、さらに最大20,000ポイントの還元も受けられます。
合計すると、最大40,000円相当お得に購入できます。
一方、48回払いの場合はキャンペーン還元が最大16,000ポイントに留まります。
差額は、24,000円にもなります。
また、48回払いで端末を返却しない場合、結局48回分の支払いが必要になるため、一括払い・24回払いと同じ金額を支払うことになります。
その場合、キャンペーン特典の差額分だけ損をすることになります。
途中解約すると一括返済が必要
途中解約を検討している方は、残債の一括返済が必要になることを覚えておきましょう。
25ヶ月目より前に解約すると、残りの分割支払い金を一括で支払う必要があります。
例えばiPhone15(128GB)を15ヶ月使用した時点で解約する場合、残りの33回分(約77,550円)を一度に支払わなければなりません。
予期せぬ事情で早期解約が必要になった場合に備え、資金計画を立てておくことをおすすめします。
端末が手元に残らない
端末を手元に残したい場合は、以下の選択肢を検討しましょう。
- 24回払いか一括払いを選択する
- 48回払いを継続し、全額支払う
- 残債を一括返済して買い取る
特に下取りや譲渡など、使用後の端末に予定がある場合は、48回払い以外の選択肢を検討すべきです。
楽天モバイル48回払いに関するよくある質問
楽天モバイル48回払いについて、よくある疑問にお答えします。
端末が壊れた場合はどうなる?
Q
端末が壊れた場合はどうなる?
A
端末が壊れた場合、以下の選択肢があります。
- 保証サービスを利用して修理する:加入していれば低価格で修理可能
- 自己負担で修理する:Apple正規サービスなどで修理
- 壊れたまま返却する:22,000円の故障費用が発生
「故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+」に加入していれば、画面割れなどの修理が3,700円で可能です。
保証サービスに入っていない場合、自己負担での修理費用はかなり高額になる可能性があります。
途中解約するとどうなる?
Q
途中解約するとどうなる?
A
途中解約(25ヶ月目より前の解約)する場合、残債を一括で支払う必要があります。
例えば12ヶ月目で解約すると、残りの36回分を一括で支払うことになります。
一方、25ヶ月目以降に解約する場合は、端末を返却すれば残債の支払いは免除されます。
ただし3,300円の事務手数料はかかります。
途中で他社に乗り換えることは可能?
Q
途中で他社に乗り換えることは可能?
A
楽天モバイルから他社へ乗り換えても、48回払いの契約は継続します。
回線契約と端末の分割払い契約は別扱いなので、回線を解約しても端末代金の支払いは続きます。
25ヶ月目以降であれば、他社に乗り換えた後でも楽天モバイルに端末を返却すれば、残債の支払いは免除されます。
この場合も、3,300円の事務手数料がかかります。
48回払いの審査が通らない場合の対処法は?
Q
48回払いの審査が通らない場合の対処法は?
A
審査が通らない場合の対処法は、以下の通りです。
- 本人確認書類や申込情報の再確認
- 楽天カードの利用可能額を確認
- 一括払いを検討
- 24回払いを検討
審査に落ちる主な原因は、本人確認書類の不備、他社での未払い・滞納歴、楽天カードの利用状況(限度額など)です。
これらの点を改善してから再申し込みを検討しましょう。
まとめ
楽天モバイルの48回払い(買い替え超トクプログラム)は、メリットとデメリットを併せ持つプログラムです。
- 端末を返却しないと半額にならない
- Android端末は対象外(iPhoneのみ)
- 楽天カードが必須
- 返却時に事務手数料(3,300円)がかかる
- 故障時の追加費用(22,000円)リスク
- 2年以上使うなら一括・24回払いの方がお得
一方で、毎月の負担を抑えて最新iPhoneを使いたいという方には、魅力的な選択肢となります。
特にこんな方はおすすめ!
- 2年ごとに最新iPhoneに乗り換えたい
- 毎月の支払いをできるだけ少なくしたい
- 端末を所有する必要がない
48回払いを選ぶか、24回払い・一括払いを選ぶかは、あなたのスマホの使い方によって大きく異なります。
2年以内に機種変更する予定があるなら48回払い、2年以上長く使う予定なら24回払い・一括払いが経済的です。
また、キャンペーンを併用することで実質負担額をさらに減らせる可能性もあります。
申し込み前に最新のキャンペーン情報をチェックし、エントリー忘れがないよう注意しましょう。