「楽天モバイルに乗り換えたのにiPhoneが使えない…」
「楽天モバイルでiPhoneが突然使えなくなった…」とお困りではありませんか?
実は、楽天モバイルでiPhoneが使えなくなるトラブルは珍しくありません。
しかし、その原因と対処法を正しく理解すれば、ほとんどのケースで解決できるのです。
本記事では、楽天モバイルでiPhoneが使えなくなる6つの原因と、具体的な対処法を徹底解説します。
さらに、2024年6月から始まったプラチナバンドによる電波改善効果についても、2025年最新情報としてお届けします。
目次
楽天モバイルでiPhoneが使えなくなる6つの原因
楽天モバイルでiPhoneが使えなくなる、または最初から使えないといった問題が発生する原因は主に6つあります。
それぞれの原因を正確に理解することで、的確な対処が可能になります。
- 楽天モバイル対応機種ではないiPhoneを使用している
- iOSバージョンが古い(iOS 14.4以降が必要)
- SIMロックが解除されていない
- 楽天モバイルのサービスエリア外で使用している
- キャリア設定のアップデートができていない
- iPhone本体やSIMカードに不具合がある
楽天モバイル対応機種ではないiPhoneを使用している
楽天モバイルで利用できるiPhoneには条件があります。
iPhone 6s以降の機種でないと、楽天モバイルでは利用できません。
iPhone 6や5s、5などの古い機種をお持ちの場合、残念ながら楽天モバイルでは動作しないため、対応機種への買い替えが必要です。
2025年5月現在、最新のiPhone 16シリーズ(iPhone 16e、iPhone 16、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max)を含む全ての最新モデルは問題なく対応しています。
iOSバージョンが古い(iOS 14.4以降が必要)
楽天モバイルを利用するには、iOS 14.4以降のバージョンが必要です。
これは、楽天モバイル公式が明言している条件です。
2021年4月27日から、楽天モバイルはiOS 14.4以降に対応する最新のキャリア設定を配信し始めました。
それ以前のiOSバージョンでは、楽天回線の機能を十分に活用できません。
特に中古でiPhoneを購入された方は、OSが古いままになっている可能性があるので注意が必要です。
最新のiOSにアップデートすることで問題が解決する場合が多いです。
SIMロックが解除されていない
2021年10月以前に大手キャリア(docomo・au・SoftBank)で購入したiPhoneには、SIMロックがかかっている可能性があります。
特定のキャリアのSIMカードしか使えないように制限する仕組み
このロックがかかっていると、楽天モバイルのSIMカードを挿入しても認識されません。
2021年10月1日以降に発売された端末は、改正電気通信事業法によりSIMロックが原則廃止されています。
しかし、それ以前に購入した端末は、各キャリアでSIMロック解除の手続きを行う必要があります。
楽天モバイルのサービスエリア外で使用している
楽天モバイルの電波が届かない場所では、当然ながらiPhoneも通信ができなくなります。
楽天回線はバンド3(1.7GHz〜1.8GHz)という高周波数帯を使用しているため、建物内や地下では電波が届きにくいという特性があります。
楽天モバイルは公式サイトで「人口カバー率99.9%」をうたっていますが、これは屋外での数値です。
建物の中や地下・山間部などでは、通信が不安定になる場合があります。
サービスエリア外では、パートナー回線(au回線)に自動で切り替わる仕組みがありますが、一部のiPhoneではこの自動切替がうまく機能しないケースもあります。
キャリア設定のアップデートができていない
iPhoneでは、各通信キャリアに最適化された「キャリア設定」というプロファイルが必要です。
楽天モバイルのSIMを挿入すると、通常は自動的にキャリア設定のアップデートを求めるポップアップが表示されます。
このキャリア設定をアップデートしないと、iPhoneで楽天モバイルを正常に利用できないことがあります。
特に「通信ができない」「電話がかけられない」といったトラブルは、キャリア設定が原因であることが多いです。
iPhone本体やSIMカードに不具合がある
SIMカードやiPhone自体の物理的な問題が原因で、楽天モバイルが使えなくなるケースもあります。
- SIMカードが破損している
- SIMトレイが汚れている
- iPhone本体の通信モジュールに不具合がある
- SIMカードが正しく認識されていない
このような物理的な問題は、見た目ではわかりにくいことがあります。
しかし、SIMカードの抜き差しや端末の再起動で改善することも多いため、まずは基本的な対処をしましょう。
楽天モバイルでiPhoneを使うための設定方法
楽天モバイルでiPhoneを問題なく使うためには、いくつかの重要な設定が必要です。
ここでは楽天モバイルでiPhoneを使うための設定方法を、順を追って詳しく解説します。
SIMロックの解除方法
2021年10月1日以前に大手キャリアで購入したiPhoneは、SIMロック解除が必要です。
各キャリア別の解除方法は、以下の通りです。
docomoのSIMロック解除手順
- 「My docomo」にログイン
- 「契約内容・手続き」→「携帯電話機の操作・設定」を選択
- 「SIMロック解除」を選択し、解除したい機種を選ぶ
- 注意事項を確認し、解除手続きを完了
auのSIMロック解除手順
- 「My au」にログイン
- 「契約情報の確認・変更」→「携帯電話のSIMロック解除」を選択
- 解除したい機種を選び、必要情報を入力
- 解除手続きを完了
SoftBankのSIMロック解除手順
- 「My SoftBank」にログイン
- 「契約・オプション管理」→「携帯電話のSIMロック解除」を選択
- 解除したい機種を選び、手続きを進める
いずれのキャリアでもオンラインで簡単に手続きができ、2023年10月以降はSIMロック解除の手数料は無料となっています。
iOS 14.4以降へのアップデート手順
楽天モバイルを利用するには、iOS 14.4以降へのアップデートが必須です。
アップデート手順は以下の通りです。
- Wi-Fi環境に接続する(大容量データ通信が発生するため)
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を選択
- 「ダウンロードとインストール」をタップ
iOS 14.4は2021年1月にリリースされた比較的古いバージョンですが、2025年現在ではほとんどのiPhoneが最新のiOS 18以降にアップデート済みと思われます。
古いiPhoneをお使いの場合は、お持ちの端末が最新iOSに対応しているか確認してください。
キャリア設定のアップデート方法
楽天モバイルのSIMをiPhoneに挿入すると、多くの場合「キャリア設定のアップデート」というポップアップが表示されます。
必ず「アップデート」を選択してください。
ポップアップが表示されない場合は、手動でアップデートが可能です。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「情報」を選択
- 「キャリア」の項目を確認
- 「アップデート」と表示されていれば、タップして更新
楽天回線に対応するキャリア設定のバージョン情報(2025年5月現在の最新版)を確認し、最新でない場合はアップデートしてください。
APN設定の確認と変更方法
APNとはアクセスポイント名の略で、モバイルデータ通信の際に必要な設定です。
楽天モバイルのAPN設定は、以下の通りです。
- 「設定」アプリを開き、「モバイル通信」を選択
- 「通信のオプション」→「音声通話とデータ」をタップ
- 「VoLTEオン」を有効にする
- 「モバイルデータ通信ネットワーク」を開く
- 「モバイルデータ通信」と「インターネット共有」のAPN入力欄に「rakuten.jp」と入力
- 「設定」→「一般」→「プロファイル」を開く
- 以前の通信会社のプロファイルがあれば選択して削除
楽天回線とパートナー回線の切り替え設定
楽天モバイルは自社の「楽天回線」と、au回線を借りた「パートナー回線」の2種類があります。
自動切替対応機種(iPhone 12/SE(第2世代)以降)は、何もしなくても自動で最適な回線に切り替わります。
手動切替が必要な機種(iPhone XRからiPhone 11シリーズなど)は、以下の方法で切り替えできます。
- 機内モードをON/OFF
- もしくは端末を再起動
- 「設定」→「モバイル通信」→「ネットワーク選択」で「自動」をオフ
「Rakuten」または「440 11」を選択
楽天モバイルでiPhoneが使えない機能と制限
楽天モバイルでiPhoneを使う場合、Androidスマホと比べていくつかの機能制限があります。
これらの制限を事前に理解しておくことで、乗り換えや利用時の不便を回避できます。
一部iPhoneで楽天回線の自動切替ができない
楽天モバイルでは、楽天回線とパートナー回線(au回線)の2種類の回線が使用されています。
理想的には圏外になると自動でもう一方の回線に切り替わる仕組みですが、iPhoneSE(第2世代)以前のモデルでは自動切替に対応していません。
- iPhone 12シリーズ以降:自動切替対応
- iPhone SE(第2世代):自動切替対応
- iPhone 11シリーズ:手動切替が必要
- iPhone XR、XS:手動切替が必要
- iPhone X以前のモデル:手動切替が必要
手動切替が必要な機種では、楽天回線のエリア外に出た場合、機内モードのオン・オフを繰り返すか端末を再起動することで、パートナー回線への切替を手動で行う必要があります。
Rakuten Linkアプリでの着信ができない
楽天モバイルでは「Rakuten Link」アプリを使うことで、国内通話が無料でかけ放題になります。
しかし、iPhoneではRakuten Linkアプリでの着信ができません。
- 発信:Rakuten Linkアプリから発信すれば通話料無料
- 着信:すべてiOS標準の電話アプリで受信される
- 着信履歴:iOS標準の電話アプリにのみ記録される
iOS標準の電話アプリからかけ直すと通話料が発生するので、必ずRakuten Linkアプリを起動してから発信しましょう。
Rakuten LinkアプリでのSMS送受信の制限
iPhoneのRakuten LinkでのSMS送受信には大きな制限があります。
相手が楽天リンクを使っている場合のみ、Rakuten Linkアプリでのやり取りが可能です。
- 送信:iOS標準のメッセージアプリでの送信(1通3.3円)
- 受信:iOS標準のメッセージアプリで受信
特にSMS認証を必要とするサービス(銀行やSNSなど)では、認証コードは必ずiOS標準のメッセージアプリで受信されるため、Rakuten Linkアプリだけでは認証が完了できないことに注意が必要です。
キャリア決済が利用できない
楽天モバイルには、アプリやコンテンツの支払いに使える「キャリア決済」サービスがありますが、iPhoneでは利用できません。
- App Storeの支払いをキャリア決済にできない
- 楽天市場などのサービスでキャリア決済を通した最大2%還元を受けられない
- 楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)のキャリア決済による+2倍特典を得られない
Androidユーザーと比べて、楽天経済圏のポイント還元面で不利になる点は理解しておきましょう。
その他の制限される機能
その他にも、iPhoneを楽天モバイルで使用する際には以下のような制限があります。
- データ通信のオン/オフ時に注意が必要
- Rakuten Linkの起動時間が長い
- 5G通信の安定性
- eSIM対応の違い
Wi-Fi接続時にデータ通信をオフにしてRakuten Linkで発信すると、相手に非通知で表示されることがあります。
また、アプリを開くとまずキャンペーン情報などが表示され、通話画面に辿り着くまでの操作が増えてしまいます。
その他、一部地域では5G通信が不安定・機種によって設定方法や手順が異なるなどの制限・注意点があります。
これらの制限は致命的なものではありませんが、事前に知っておくことで不便を回避できます。
楽天モバイルでiPhoneが使えなくなった時の対処法
実際に楽天モバイルでiPhoneが使えなくなった場合の対処法を解説します。
多くの問題は、以下の方法で解決できます。
ネットワーク設定のリセット方法
ネットワーク設定のリセットは、通信関連のトラブルを解決する強力な手段です。
以下の手順で行います。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「リセット」または「転送またはリセット」を選択
- 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- iPhoneのパスコードを入力し、確認
このリセットにより、Wi-Fi設定・モバイルデータ通信設定・VPN設定などが初期化されます。
重要なWi-Fiパスワードなども消えるので注意してください。
リセット後、必要に応じて楽天モバイルのAPN設定を再設定します。
再起動と機内モードの切り替えテクニック
シンプルですが効果的な対処法として、以下を試してください。
機内モードの切り替え
- コントロールセンターを開き、飛行機アイコンをタップしてONに
- 10秒ほど待ってから再度タップしてOFFに
- 電波を再取得するまで数十秒待つ
端末の再起動(iPhone X以降)
- 電源ボタンと音量ボタンを同時に長押し
- スライドで電源オフ
- 電源オフ後に再度電源オン
端末の再起動(iPhone 8以前)
- 電源ボタンを長押し
- スライドで電源オフ
- 電源オフ後に再度電源オン
これらの方法は、特に回線切替がうまくいかない場合に効果的です。
SIMカードの抜き差しと確認方法
物理SIMをお使いの場合、SIMカードの抜き差しで改善することがあります。
- iPhoneの電源を切る
- SIMピン(または細い針金)でSIMトレイを取り出す
- SIMカードに破損や汚れがないか確認
- SIMカードを正しい向きでトレイに戻し、挿入
- iPhoneの電源を入れ、電波状況を確認
SIMカード自体に問題がある場合は、楽天モバイルショップやカスタマーセンターで無料で再発行してもらうことも可能です。
通信障害発生時の確認と対処法
楽天モバイルで通信障害が発生している可能性もあります。
以下の方法で確認しましょう。
- 楽天モバイル公式サイトの「障害情報」ページを確認
- 楽天モバイル公式Twitterアカウントをチェック
- ダウンディテクターなどの障害情報サイトを確認
通信障害が発生している場合は、復旧まで待つ必要があります。
この間、Wi-Fiに接続するか、重要な通話がある場合は別回線を利用するなどの対策をとりましょう。
サポートに問い合わせるべきケース
以上の対処法を試しても問題が解決しない場合は、楽天モバイルのサポートに問い合わせましょう。
特に以下のケースは、専門的な対応が必要です。
- SIMカードが認識されない状態が続く
- 通話はできるがデータ通信ができない
- 特定の場所でのみ圏外になる
- SIMロック解除を行ったのに認識されない
- キャリア設定のアップデートが表示されない
お問い合わせ内容 | 電話番号 | 受付時間 | 通話料 |
---|---|---|---|
申込前の相談 (料金プラン等) | 050-5434-8549 | 10:00~19:00 | 有料 |
新規・乗り換え(MNP)申込 | 0800-805-0090 | 9:00~17:00 | 無料 |
申込後~初期設定 に関するお問い合わせ | 0800-600-0700 | 9:00~17:00 | 無料 |
楽天モバイル利用中の方 (Rakuten最強プラン) | 050-5434-4653 | 9:00~17:00 | 有料 |
盗難・紛失/利用停止・再開 | 0800-600-0500 | 24時間対応 | 無料 |
Rakuten Turbo に関するお問い合わせ | 0800-805-0040 | 9:00~17:00 | 無料 |
また、楽天モバイルアプリ内にあるチャットや、全国にある楽天モバイルショップでも相談可能です。
楽天モバイルで使えるiPhone機種一覧【2025年最新】
楽天モバイルで利用できるiPhoneの機種を最新情報でご紹介します。
楽天モバイル公式対応のiPhone機種
楽天モバイルでは、以下のiPhoneを公式に対応機種として認定しています。
- iPhone 16e
- iPhone 16
- iPhone 16 Plus
- iPhone 16 Pro
- iPhone 16 Pro Max
- iPhone 15
- iPhone 15 Plus
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 11シリーズ
- iPhone XRシリーズ
- iPhone XSシリーズ
- iPhone X
- iPhone 8シリーズ
- iPhone 7シリーズ
- iPhone SE(第2世代・第1世代)
- iPhone 6sシリーズ
iPhone 6シリーズ以前
iPhone 6s以降の対応状況一覧
楽天モバイルでのiPhone各機種の対応状況をより詳しく表にまとめました。
機種 | 楽天回線対応 | 回線自動切替 | iOS最低要件 | 5G対応 |
---|---|---|---|---|
iPhone 16シリーズ | ⭕️ | ⭕️ | プリインストール | ⭕️ |
iPhone 15シリーズ | ⭕️ | ⭕️ | プリインストール | ⭕️ |
iPhone 14シリーズ | ⭕️ | ⭕️ | プリインストール | ⭕️ |
iPhone 13シリーズ | ⭕️ | ⭕️ | プリインストール | ⭕️ |
iPhone 12シリーズ | ⭕️ | ⭕️ | iOS 14.4以上 | ⭕️ |
iPhone SE(第3世代) | ⭕️ | ⭕️ | プリインストール | ⭕️ |
iPhone 11シリーズ | ⭕️ | △(手動切替) | iOS 14.4以上 | ✖ |
iPhone XR / XS / XS Max | ⭕️ | △(手動切替) | iOS 14.4以上 | ✖ |
iPhone X/ 8 / 8 Plus | ⭕️ | △(手動切替) | iOS 14.4以上 | ✖ |
iPhone 7 / 7 Plus | ⭕️ | △(手動切替) | iOS 14.4以上 | ✖ |
iPhone SE(初代) | ⭕️ | △(手動切替) | iOS 14.4以上 | ✖ |
iPhone 6s / 6s Plus | ⭕️ | △(手動切替) | iOS 14.4以上 | ✖ |
iPhone 6 / 6 Plus以前 | ✖ | ✖ | – | ✖ |
※「△(手動切替)」は、機内モードのオン・オフや再起動で手動切替が必要なモデルです。
おすすめのiPhone機種ランキング
楽天モバイルでの使いやすさを考慮したおすすめのiPhone機種ランキングをご紹介します。
おすすめ | 機種 | 特徴 |
---|---|---|
1位 | iPhone 16シリーズ | ・最新のiOS 18を搭載 ・プラチナバンドを含む全ての周波数帯に対応 ・回線自動切替が完全対応 ・楽天モバイルでの販売価格も比較的リーズナブル |
2位 | iPhone 15シリーズ | ・性能と価格のバランスが良い ・自動回線切替に完全対応 ・5G通信に対応 |
3位 | iPhone 12シリーズ | ・価格が下がっており、コストパフォーマンスが良い ・回線自動切替に対応 ・5G通信に対応 |
4位 | iPhone SE(第3世代) | ・価格が手頃(2025年5月現在、楽天モバイルで63,900円~) ・コンパクトながら高性能 ・回線自動切替に対応 ・5G通信に対応 |
5位 | iPhone 11シリーズ | ・さらにリーズナブル ・性能もまだ十分 ・ただし、手動での回線切替が必要 |
古いモデル(特にiPhone X以前)は、今後のiOSアップデートサポートが限られる可能性があるため、中長期的な利用を考えると、iPhone 12以降のモデルがおすすめです。
楽天モバイルでiPhoneを購入するメリット
楽天モバイルで直接iPhoneを購入するメリットは以下の通りです。
- 全キャリア最安価格の実現
- キャンペーンによるポイント還元
- 設定不要ですぐに使える
- 24回までの分割払いが可能
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 保証サービスの充実
全キャリア最安価格の実現
楽天モバイルは、主要キャリアの中でもiPhoneを最安値で提供しています。
例えば、iPhone 16(128GB)の価格は、楽天モバイルが141,700円であるのに対し、他キャリアでは145,200円以上となっています。
また、iPhone SE(第3世代)64GBは62,800円で、Apple公式と同価格ですが、他キャリアでは73,000円以上となっており、楽天モバイルの価格設定の魅力が際立っています。
キャンペーンによるポイント還元
新規・乗り換え時に、最大13,000ポイント還元のキャンペーンを実施しています。
また、「三木谷キャンペーン」で、さらにお得に購入可能です。
三木谷キャンペーンとは?
他社からの乗り換えで、最大14000ポイントもらえるキャンペーンです。
通常の公式サイト経由で乗り換えるよりも、8000ポイントも多くもらえますよ!
※2024年5月末に終了予定だったものが延長しているので、突然終了する可能性があります。
\終了する前に急いで!/
設定不要ですぐに使える
楽天モバイルで購入したiPhoneは、初期設定が済んだ状態で提供されるため、SIMカードの挿入やAPN設定などの煩雑な手続きが不要です。
商品が届いたらすぐに使用を開始できるため、初心者や機械に不慣れな方でも安心して利用できます。
24回までの分割払いが可能
楽天モバイルでは、iPhoneの購入時に一括払い・24回払い・楽天カードを利用した場合の48回払いが選択可能です。
特に楽天カードを利用すれば、分割手数料が無料となり、月々の負担を軽減しながら最新のiPhoneを手に入れることができます。
楽天ポイントが貯まる・使える
楽天モバイルでのiPhone購入や月々の支払いに楽天カードを利用することで、楽天ポイントが効率的に貯まります。
また、貯まったポイントは楽天市場や楽天モバイルの支払いなど、さまざまな場面で利用可能です。
さらに、楽天の各種サービスを併用することで、ポイント還元率がアップするSPU(スーパーポイントアッププログラム)も活用できます。
保証サービスの充実
楽天モバイルでは、iPhone購入時に「故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+」に加入することができます。
この保証サービスにより、画面割れや水濡れ、盗難・紛失などのトラブルにも対応しており、月々の負担も抑えられます。
また、楽天モバイル独自の保証内容も含まれており、安心してiPhoneを利用できます。
中古iPhoneで楽天モバイルを使う方法
楽天モバイルでは、自分で用意したiPhoneも利用できます。
中古やApple Storeで購入したiPhoneを楽天モバイルで使う方法を解説します。
中古iPhoneの場合
- STEP
SIMロック解除の確認
2021年10月以前に発売された端末の場合、SIMロック解除されているか確認しましょう。
「設定」→「一般」→「情報」でSIMロック状態を確認できます。
- STEP
ネットワーク利用制限の確認
分割払い未完了の中古iPhoneは使えない可能性がある
各キャリアのサイトでIMEI番号を入力して確認可能
- STEP
バッテリー状態のチェック
「設定」→「バッテリー」→「バッテリー状態」で確認しましょう。
最大容量80%以下のものは、交換した方がいいでしょう。
Apple Storeで購入したiPhoneの場合
- STEP
SIMフリー端末の購入
Apple StoreではSIMフリー版のiPhoneを販売
SIMロック解除は不要
- STEP
APN設定
「設定」→「モバイル通信」→「APN設定」で設定できます。
「モバイルデータ通信」と「インターネット共有」に「rakuten.jp」を入力してください。
使用前に、必ずiOSを14.4以降にアップデートし、キャリア設定も最新にしておきましょう。
【2025年最新】楽天モバイルのプラチナバンドでiPhoneの電波は改善する?
2024年6月27日に始まった楽天モバイルのプラチナバンド導入により、iPhoneユーザーにとっても電波環境が大きく改善されつつあります。
プラチナバンドとは?
プラチナバンドとは、700MHz~900MHzの周波数帯域を指し、電波の特性として障害物に強く、広範囲に電波が届きやすいという特徴を持ちます。
- 建物内や地下でも電波が届きやすい
- 山間部や郊外などでも安定した通信が可能
- 広いエリアをカバーできるため基地局効率が良い
これまで楽天モバイルは1.7GHz帯(バンド3)を主に使用していましたが、この周波数は障害物に弱く、建物内や地下では電波が届きにくいという弱点がありました。
2024年6月27日から始まったプラチナバンドの効果
楽天モバイルは2024年6月27日からプラチナバンド(700MHz帯)のサービスを開始しました。
このプラチナバンド導入による主な効果は以下の通りです。
- 屋内エリアでの通信品質向上
- 広範囲エリアのカバー率向上
- パートナー回線への切り替え頻度低下
楽天モバイルは、プラチナバンド(700MHz帯)の導入により、通信品質が大幅に向上しています。
この周波数帯は、建物の壁や地下空間でも電波が届きやすく、都市部のビル内や地下鉄、ショッピングモールなどでも安定した通信が可能となりました 。
さらに、基地局の増設により、1基地局あたりのカバー範囲が拡大し、山間部や郊外でも安定した接続が実現しています 。
また、自社回線のエリア拡大により、パートナー回線(au回線)への依存が減少し、iPhoneなど自動切替が苦手な端末でも快適に利用できるようになっています 。
多くのユーザーの口コミでは「以前は圏外だった場所でも繋がるようになった」「建物の中でも安定して使えるようになった」という声が増えています。
プラチナバンド対応エリアの最新情報
2025年5月現在、楽天モバイルのプラチナバンド提供エリアは以下のように拡大中です。
- 第一段階(2024年6月〜): 東京都から順次展開開始
- 第二段階(2024年9月〜): 主要都市部へ展開拡大
- 第三段階(2025年1月〜): 全国主要都市へ展開
- 現在の状況(2025年5月): 人口カバー率約80%を達成
楽天モバイルの公式サイトの「サービスエリアマップ」では、プラチナバンド対応エリアも確認できるようになっています。
お住まいの地域や良く行く場所が対応しているか確認してみましょう。
パートナー回線終了(2026年9月予定)に向けた注意点
楽天モバイルのパートナー回線(au回線)は、2026年9月末に終了予定です。
この終了に向けたiPhoneユーザーの注意点は、以下の通りです。
- 楽天回線のみで使用可能か確認
- 端末の対応状況確認
- 代替手段の検討
まず、普段利用する地域が楽天回線エリアかを確認しましょう。
楽天モバイルは、パートナー回線終了前に自社回線のエリアをさらに拡大する計画ですが、山間部などの一部地域では対応が間に合わない可能性もあります。
また、使用中のiPhoneがプラチナバンド(700MHz帯、バンド28)に対応しているか確認が必要です。
iPhone 6s以降のモデルは対応していますが、それ以前の機種では対応していないため、通信品質に影響が出る可能性があります。
さらに、パートナー回線に頼っていた地域では、Wi-Fiの活用やデュアルSIM運用など、代替手段の検討が重要です。
これらの対策を講じることで、パートナー回線終了後も快適に楽天モバイルを利用することが可能です。
iPhoneユーザーへの電波改善の効果
プラチナバンド導入は、特にiPhoneユーザーにとって大きなメリットがあります。
- 自動切替が必要な場面の減少
- バッテリー消費の改善
- 通信速度の安定化
2025年現在、まだ対応エリアは拡大中ですが、すでに多くのユーザーがプラチナバンド導入による恩恵を実感しています。
まず、電波の到達距離が従来の約2倍となり、建物内や地下でも安定した通信が可能になりました 。
これにより、iPhone XR以前のモデルでも通信の安定性が向上し、手動での回線切替が必要な場面が減少します。
また、電波状況の改善により、端末が圏外を探す動作が減少し、バッテリーの消費効率が向上します。
さらに、ビデオ通話やストリーミングなどのデータ通信もスムーズに行えるようになり、日常の利用がより快適になります。
このように、プラチナバンドの導入は、iPhoneユーザーにとって通信品質の向上とバッテリー効率の改善をもたらす重要な進展です。
まとめ
本記事では、楽天モバイルでiPhoneが使えなくなる原因と対処法について詳しく解説してきました。
ここでポイントを整理しておきましょう。
- 対応機種ではない:iPhone 6s以降、iOS 14.4以上のiPhoneを使用する
- SIMロック未解除:2021年10月以前のキャリア購入機種はSIMロック解除が必要
- iOS・キャリア設定の未更新:最新のiOSとキャリア設定にアップデートする
- サービスエリア外:楽天回線のエリアを確認し、必要に応じて手動回線切替
- APN設定の問題:APN設定を「rakuten.jp」に設定する
- 物理的不具合:SIMカードの抜き差しや端末の再起動を試す
これらの多くは、適切な設定や対処法で解決可能です。
特にプラチナバンド導入後は、サービスエリアの問題も改善されつつあります。
総合的に見れば、「楽天モバイルでiPhoneが使えなくなる」という問題は、適切な機種選択と正確な設定を行うことで、ほとんどのケースで回避できるといえるでしょう。
プラチナバンド拡大後は、より快適にiPhoneを楽天モバイルで利用できる環境が整いつつあります。
楽天モバイルとiPhoneの組み合わせで通信費を節約しながら、快適なスマホライフを送りましょう。
以下のチェックリストを参考に、楽天モバイルでiPhoneを快適に使うための準備をしましょう。
- iPhone 6s以降のモデルを使用しているか
- iOS 14.4以上にアップデートしているか
- SIMロックは解除されているか
- キャリア設定は最新にアップデートされているか
- APN設定は正しく設定されているか
- 自分がよく行く場所は楽天回線エリア内か
- Rakuten Linkアプリはインストール済みか
- プラチナバンド対応エリアか確認したか
全てにチェックが入るようにすれば、楽天モバイルとiPhoneの組み合わせで最高のパフォーマンスが得られます。