ahamoへの乗り換えや新規契約を検討する際「月額料金は日割りになるのか」という疑問を持つ方は多いでしょう。
結論から言うと、ahamoの月額料金は契約初月のみ日割り計算が適用されますが、解約時には日割りにならず満額請求となります。
ただし、契約のタイミングや乗り換え元のキャリアによって、日割りの適用条件が異なるため注意が必要です。
本記事では、ahamoの日割り計算の仕組みから、お得に契約できるベストタイミングまで、詳しく解説していきます。
これからahamoを契約する方や、ドコモからahamoへのプラン変更を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ahamoで日割り計算が適用されるケース
ahamoの月額料金が日割り計算される主なケースは、契約初月の特定条件下に限られます。
ここでは、どのような場合に日割りが適用されるのか、具体的に見ていきましょう。
新規契約時の日割り
他社キャリアからahamoへの新規契約でMNP(携帯電話番号ポータビリティ)転入する場合、契約初月の月額基本料金は日割り計算が適用されます。
例:月の途中(15日)に開通した場合
- 基本料金:2,970円 ÷ 30日 × 15日 ≒ 1,485円
月の途中である15日にahamoを開通した場合、その月は15日から月末までの日数分のみの料金請求となります。
ahamoの基本プランは月額2,970円(税込)ですので、仮に30日の月の15日に開通した場合、約1,485円(2,970円÷30日×15日)が初月の請求額となります。
これにより、月の途中でも安心して契約できる仕組みになっています。
新規契約と同時の大盛りオプション加入時
ahamoには、月額1,980円(税込)で80GB追加できる「大盛りオプション」があります。
新規契約と同時にこの大盛りオプションに加入した場合、オプション料金も日割り計算が適用されます。
例:15日に新規契約+大盛りオプション申し込みた場合
- 基本料金2,970円 + オプション1,980円 = 4,950円
- 日割り計算:4,950円 ÷ 30日 × 15日 ≒ 2,475円
たとえば、15日に新規契約と同時に大盛りオプションを申し込んだ場合、基本料金2,970円とオプション料金1,980円の合計4,950円が日割りで計算されます。
30日の月であれば、約2,475円(4,950円÷30日×15日)が初月の請求額となります。
他社からのMNP転入時の日割り
ソフトバンクやau・楽天モバイルなど、他社キャリアからahamoへMNPで乗り換える場合も、初月の月額料金は日割り計算されます。
開通手続きが完了した日が課金開始日となり、その日から月末までの日数で料金が計算されるのが一般的です。
- 「申し込み日」ではなく「開通手続き完了日」が基準
- 開通までに数日かかる場合があるため、希望開通日を逆算して申し込むことが重要
ahamoで日割り計算が適用されないケース
ahamoには、日割りが適用されないケースもいくつか存在します。
特に解約時や既存契約者がオプションを追加する場合などは、満額請求となるため注意が必要です。
解約時は日割りにならない
ahamoを解約する場合、解約月の月額料金は日割り計算されず満額請求されます。
たとえば、月初の1日に解約しても月末の30日に解約しても、2,970円(基本料金)は変わらず請求されるでしょう。
ポイント
- 解約は月末に行うのがお得
- 月をまたぐと翌月分も請求されるため、月末最終日まで使い切るのが理想
- 解約手続きのタイミングはahamo公式サイトやMy docomoアプリで確認
この仕組みは、ahamoの料金体系が「1か月単位で固定料金」となっているためで、解約日による日割り計算は基本的に行われません。
ドコモからahamoへのプラン変更時
ドコモの既存プランからahamoへプラン変更する場合、基本的に日割り計算は適用されません。
ドコモ側の旧プランも満額請求、ahamo側も満額請求となり、変更月は両方の料金が二重で発生する可能性があります。
ポイント
- 月初・月末など請求タイミングを考慮してプラン変更
- 変更前に公式サイトで日割り対象か確認
既契約者が大盛りオプションを追加する場合
すでにahamoを契約している状態で、後から大盛りオプションを追加する場合、オプション料金は日割り計算されず満額の1,980円が請求されます。
たとえば、月末の29日に大盛りオプションを追加しても、1,980円が丸々請求されてしまいます。
そのため大盛りオプションの追加を検討している場合は、月初のタイミングで追加する方が損をしません。
ポイント
- オプション追加は月初がおすすめ
- 新規契約と同時に申し込む場合は日割りが適用されるため、可能なら契約時にまとめて加入
データ容量は日割りになるのか?
ahamoでは、月額料金が日割り計算される場合、データ容量の扱いどのようになるのでしょうか?
ここでは、付与されるデータ容量について解説します。
データ容量は満額付与される
ahamoでは、契約初月に月額料金が日割り計算される場合でも、データ容量は日割りにならず満額の30GBが付与されます。
たとえば、月末の29日に契約して料金が2日分しか請求されない場合でも、30GBのデータ容量をすべて利用できます。
これは非常にお得なポイントで、月末に契約すれば少ない料金負担で大容量のデータを使い始めることができます。
ただし、当月中に使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越されないため、月末契約の場合は短期間で使い切る必要があります。
大盛りオプションのデータ容量も満額
ahamoの「大盛りオプション(+1,980円)」を追加した場合も、追加データ容量は日割りされず満額付与されます。
新規契約時に大盛りオプションを同時に申し込み、オプション料金が日割りになった場合でも、80GBはすべて利用可能です。
オプション | 料金(日割りの場合) | データ容量 |
---|---|---|
大盛りオプション追加 | 満額1,980円 | 80GB(満額) |
新規契約+同時追加 | 日割り料金適用 | 80GB(満額) |
つまり、基本の30GBと合わせて合計100GBが、月の途中からでも満額使えるということになります。
この仕組みにより、月末近くに契約しても損をせず、むしろ少ない料金負担で大容量データを活用できるメリットがあります。
ahamoに乗り換える最適なタイミング
ahamoの日割り計算の仕組みを理解すると、乗り換えタイミングによってコスト効率が大きく変わることがわかります。
ここでは、他社からのMNP転入やドコモからのプラン変更・大盛りオプションの加入タイミング別に、最もお得な方法を解説します。
他社からのMNP転入は月末がおすすめ
ソフトバンク、au、楽天モバイルなど他社キャリアからahamoにMNPで乗り換える場合は、月末の契約が最もお得です。
- 多くのキャリアは解約月の料金が満額請求される
- ahamoは初月料金が日割り計算される
- データ容量は契約初月から満額(30GB)付与
ahamoは契約初月の料金が日割りになるため、月末に乗り換えれば旧キャリアの料金を満額払いつつ、ahamoの初月料金を最小限に抑えられます。
そのため、月末契約で「料金は少なく、データ容量はフル」というコスパ最高の状態を作れるでしょう。
ドコモからのプラン変更は月初がベター
ドコモからahamoへプラン変更する場合、旧プランとahamoの両方が満額請求される可能性があるため、月初のタイミングでの変更がおすすめです。
- 旧プランとahamoの両方が満額請求される可能性がある
- 月末変更だと、旧プランを数日しか使わないのに満額請求され、無駄なコストが発生
月末での変更は、ドコモの旧プランを数日しか使わないにもかかわらず基本的に満額請求されます。
そのため月初に変更すれば、旧プランとahamoの両方を満額請求されますが、それぞれ1ヶ月分しっかり使えるため損がありません。
ただし、旧プランによっては日割り計算されるケースもあり、事前にドコモ公式サイトやサポート窓口で確認することが重要です。
大盛りオプションは契約時に同時加入
大盛りオプションを利用する予定がある場合は、新規契約時に同時加入することを強く推奨します。
- 契約時に同時加入 → オプション料金も日割り計算される
- 後から追加 → 満額1,980円が請求される
新規契約と同時であればオプション料金も日割り計算されますが、後から追加すると満額請求されてしまいます。特に月末近くに契約する場合、同時加入すれば数日分の料金負担で80GBの大容量データを使い始められます。
後から追加すると1,980円が丸々かかってしまうため、少しでも利用する可能性があるなら最初から加入しておく方が賢明です。
ドコモからahamoへ変更する際の注意点
ドコモユーザーがahamoへプラン変更する際は、他社からの乗り換えとは異なる注意点がいくつかあります。
ここでは、スムーズに変更するために知っておくべきポイントを解説します。
旧プランの日割り有無を確認
ドコモからahamoへ変更する場合、旧プラン側の料金が日割りになるかどうかは、契約しているプランによって異なります。
プランによっては変更時に日割り計算が適用される場合がありますが、日割りにならず満額請求されるケースもあります。
対策
- サポート窓口に問い合わせて、実際の請求イメージを把握
- 変更前にドコモ公式サイトの料金シミュレーションで確認
変更月は二重請求の可能性
ドコモからahamoへのプラン変更月は、旧プランとahamoの両方の料金が請求される可能性があります。
特に日割り計算が適用されないプラン同士の変更では両方が満額請求され、通常の2倍近い料金が発生することもあります。
そのため、変更月は通常よりも高額な請求が来ることを想定し、余裕を持った資金計画を立てておくことが重要です。
対策
- 月初に変更すると、旧プランもahamoも1か月フルで利用できるため、無駄が少ない
- 変更のタイミングを調整して、二重請求の影響を最小限に抑える
家族割やドコモ光セット割の影響
ドコモの旧プランで家族割やドコモ光セット割を適用していた場合、ahamoへ変更するとこれらの割引は適用外となります。
ahamoは基本的に割引対象外のプランであり、単独での料金体系です。
自分だけがahamoに変更すると、家族割のカウントが減り、家族全体の割引額が減少する可能性があります。
対策
- 家族全体の通信費を総合的に見直す
- 本当にahamoへの変更がメリットかどうか慎重に検討
家族全体での通信費を総合的に見直し、本当にahamoへの変更がお得なのか慎重に検討しましょう。
よくある質問(Q&A)
ここでは、ahamoの契約に関するよくある質問をまとめました。
Q
ahamoの契約初月は必ず日割りになりますか?
A
いいえ、必ず日割りになるわけではありません。
新規契約や他社からのMNP転入の場合は日割りが適用されますが、ドコモからのプラン変更の場合は基本的に日割りにならず満額請求となります。
また、大盛りオプションも新規契約と同時加入の場合のみ日割りが適用され、後から追加すると満額請求されます。
Q
ahamoを月の途中で解約した場合、料金はどうなりますか?
A
ahamoは解約月の料金が日割り計算されず、満額の2,970円が請求されます。
そのため、月初に解約しても月末に解約しても料金は同じです。
解約を検討している場合は、月末ギリギリまで使ってから解約する方がお得です。
Q
申し込みから開通までどれくらいかかりますか?
A
ahamoの申し込みから開通までの期間は、契約内容や審査状況によって異なりますが、通常は2〜3日程度です。
MNP転入の場合は、SIMカードやeSIMの設定、開通手続きが必要となるため、余裕を持って申し込むことをおすすめします。
希望する開通日がある場合は、その数日前には申し込みを完了させておきましょう。
Q
データ容量は翌月に繰り越せますか?
A
いいえ、ahamoでは当月中に使い切れなかったデータ容量を翌月に繰り越すことはできません。
月末にデータが余っていても、翌月1日には30GBにリセットされます。
そのため、月末までに計画的にデータを使い切るか、余裕を持ったプラン選択が重要です。
Q
月の途中で大盛りオプションを追加すると損ですか?
A
はい、既契約者が月の途中で大盛りオプションを追加すると、日割り計算されず満額の1,980円が請求されるため損です。
ただし、追加されるデータ容量80GBは満額付与されるため、月初に追加すれば1ヶ月分しっかり使えます。
月末近くに追加する場合は、翌月まで待ってから追加する方が損をしません。

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まとめ
ahamoの日割り計算は、契約初月の特定条件下でのみ適用される仕組みです。
新規契約や他社からのMNP転入の場合は日割りが適用されますが、解約時やドコモからのプラン変更時には基本的に日割りにならず満額請求となります。
重要なポイントは、月額料金が日割りになる場合でも、データ容量は満額の30GB付与される点です。
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他社からの乗り換えを検討している方は月末のタイミングが最もお得で、ドコモからのプラン変更を考えている方は月初のタイミングがおすすめです。
また、大盛りオプションを利用する予定がある場合は、新規契約時に同時加入することで日割り計算の恩恵を受けられます。
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