「ドコモ光とeo光は何が違う?」
ドコモ光といえば、スマホキャリアとして大手であるNTTドコモが運営する光回線サービスです。
eo光は、関西電力の子会社であるオプテージが運営する光回線サービスで、関西エリアのみで利用できる光回線となっています。
これらの光回線にはどういった違いがあり、どちらがおすすめなのでしょうか。
結論としては、提供エリア内に住んでいるなら『eo光』がおすすめです。その理由は、月額料金と通信速度にあります。
- ドコモ光とeo光の違い
- ドコモ光がおすすめな人の特徴
- eo光がおすすめな人の特徴
- ドコモ光、eo光の申し込み方法
- TNC
- ドコモ光、eo光と他社回線を比較
eo光はどういった点でおすすめなのか、ドコモ光のメリットは何なのかについてこの記事を読めばわかります。
ぜひ参考にして、自分にあった光回線を選んでお得にインターネットを楽しんでください。
回線名 | ドコモ光![]() | eo光![]() | NURO光![]() | auひかり![]() |
---|---|---|---|---|
提供エリア | 全国 | 大阪府、京都府、兵庫県 奈良県、和歌山県、滋賀県 福井県の一部エリア | 北海道、東京都、神奈川県 埼玉県、千葉県、群馬県 栃木県、茨城県、愛知県 静岡県、岐阜県、三重県 大阪府、京都府、兵庫県 滋賀県、奈良県、広島県 岡山県、福岡県、佐賀県 | 全国(一部エリアを除く) |
プラン+月額料金 | 戸建てタイプA 5,720円 | ネットのみ1ギガ即割 1年目:3,280円 2年目:5,448円 | 2ギガ3年契約 5,200円 | ずっとギガ得プラン ネットのみ3年契約 5,610円 |
通信速度 | 下り:271.71Mbps 上り:227.59Mbps | 下り:567.24Mbps 上り:472.54Mbps | 下り:493.21Mbps 上り:460.97Mbps | 下り:484.91Mbps 上り:442.92Mbps |
目次
ドコモ光とeo光の違いは4つ

まずはドコモ光とeo光の違いについてポイントごとに解説します。
ここで挙げるポイントは下記の4点です。
月額料金
回線名 | ドコモ光 | eo光 |
---|---|---|
月額料金(1ギガ戸建て) | 5,720円(2年契約タイプA) | 1年目:3,280円(即割適用時) 2年名:5,448円 |
ドコモ光は、プロバイダタイプAのプランを選択すると戸建て1ギガコースで月額5,720円となっています。
eo光は、2年契約にすることで『即割』という月額割引が適用されるので1年目は3,280円で利用可能です。
2年目からも月額5,448円なので、ドコモ光より安い月額料金となっています。
コスト面だけで考えればeo光の方がお得だということがわかります。
提供エリア
回線名 | ドコモ光 | eo光 |
---|---|---|
提供エリア | 全国(フレッツ光提供エリア) | 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県 滋賀県、和歌山県、福井県(一部のエリア) |
ドコモ光の提供エリアは、フレッツ光回線網を利用している光コラボレーションモデルなので全国対応となっています。
NTT東・西日本フレッツ光対応エリアであれば、ドコモ光も利用することができます。エリア確認をする際は、NTTフレッツ光のページを参照してください。
eo光については、関西電力100%出資会社オプテージによる運営であり、光回線網は関西電力の送電網を利用しているので基本的には関西圏のみが提供エリアです。
上記関西2府4県に住んでいてもエリアによっては提供外の場合のあるので、事前のエリアチェックは必須です。
通信速度
回線名 | ドコモ光 | eo光 |
---|---|---|
平均実測値 | 下り:271.23Mbps 上り:227.09Mbps | 下り:569.0Mbps 上り:473.34Mbps |
ドコモ光とeo光の通信速度については、eo光の方が速い結果となりました。
ドコモ光はフレッツ光回線を使った光コラボ回線のため、回線が混み合いやすいこともあり他社光コラボ回線も含めて200〜300Mbpsが多くなっています。
eo光は、独自回線であり関西圏でしか使えないこともあり通信速度はかなり速い結果です。
eo光では、10ギガコースという超高速プランを他社回線と比べて割安で提供していることも平均速度を上げている一因であることが考えられます。
スマホとのセット割
回線名 | ドコモ光 | eo光 |
---|---|---|
スマホセット割 | ドコモスマホ | auスマホ、UQモバイル、マイネオ |
ドコモ光では、名前のとおりドコモスマホとのセット割が適用可能です。スマホの利用プランによって最大1,100円がスマホの月額料金から割引されます。
eo光では、auスマホとのセット割『auスマートバリュー』、UQモバイルとのセット割『UQモバイル自宅セット割』そしてマイネオとのセット割が適用できます。
それぞれ利用しているスマホ、または乗り換えを検討しているスマホキャリアと光回線をあわせることで、月々の通信費を大きく節約させることに繋がります。
ドコモ光の利用がおすすめな人の特徴3つ

ここではドコモ光の利用がおすすめになる特徴を紹介していきます。
どういった人がおすすめなのか、主な特徴は下記のとおりです。
ドコモのスマホを利用中の人
まずはドコモスマホを利用している場合です。
ドコモ光はドコモスマホとのセット割を適用することができます。
セット割の割引額はドコモスマホでの利用プランによって変動します。
料金プラン | 割引額(ドコモ光定額プラン利用時) |
---|---|
5Gギガホプレミア・5Gギガホ ギガホプレミア・ギガホ | 1,100円 |
5Gギガライト・ギガライト | 1GBまで:対象外 3GBまで:550円 5GBまで:1,100円 7GB:1,100円 |
このセット割は、主回線から三親等以内の家族であれば20回線まで割引を適用することが可能です。
離れた場所に住んでいても対象となるので、家族でドコモスマホを使っている場合はセット割を使えば大幅割引が期待できます。
地方に住んでいる人
ドコモ光は、地方に住んでいる人にもおすすめです。
その理由は、フレッツ光回線網を利用した光コラボレーションモデルのため全国の幅広いエリアで利用できる回線だからです。
あわせてドコモスマホは三大キャリアの中でも、アンテナ数が多く電波が安定しやすいといわれているので地方の利用にも向いています。
ドコモ光とドコモスマホともに地方に向いている上に、スマホセット割も適用できるので地方利用と親和性の高いサービスとなっています。
キャッシュバックをもらってお得に契約したい人
ドコモ光は、代理店を使って契約することで特典としてキャッシュバックがもらえます。
現金でキャッシュバックされるので、そのまま月額料金に充当したり好きなものを購入したりなど用途は自由です。
キャッシュバック額や適用条件は各代理店によって違うので、申し込む際はそういった情報をよく確認してから進めることをおすすめします。
eo光の利用がおすすめな人の特徴3つ

こちらではeo光を利用することをおすすめする特徴について解説します。
主な内容は下記のとおりです。
auのスマホを利用中の人
まずeo光をおすすめしたい特徴は、auスマホおよびUQモバイルでスマホを使っている方です。
eo光は、auスマホとのセット割『auスマートバリュー』とUQモバイルとのセット割『UQモバイル自宅セット割』に対応しています。
料金プラン | auスマートバリュー割引額 |
---|---|
ピタットプラン4G ピタットプラン5G | 1GB未満:対象外 1GB~7GB:550円 |
ピタットプラン4G(s) ピタットプラン5G(s) | 2GB未満:対象外 2GB~7GB:550円 |
使い放題MAX 各種 | 1,100円 |
料金プラン | UQモバイル自宅セット割適用月額 |
Sプラン 3GB/月 | 638円割引→月額990円 |
Mプラン 15GB/月 | 638円割引→月額2,090円 |
Lプラン 25GB/月 | 858円割引→月額2,970円 |
auスマートバリューとUQモバイル自宅セット割は、eo光サービス1契約あたり合計で10回線まで適用することができますが、住所は契約場所と同一でないといけません。
いっしょに住んでいる家族がauスマホかUQモバイルを利用している場合は、eo光がおすすめです。
関西地方に住んでいる人
eo光は、関西2府4県と福井県の一部エリアでのみ利用できる光回線サービスです。
月額料金が光コラボ回線よりも割安で、独自回線のため通信速度も速く安定している光回線となっています。
関西地方以外では利用できない光回線なので、利用可能エリアに在住であればまずは詳細なエリア確認をしてみることをおすすめします。
光回線の月額料金を光熱費と一緒に支払いたい人
eo光では、ひかり電話サービスやテレビサービスをはじめ『eo電気』という電気サービスも展開しており、これらはすべてまとめて支払うことが可能です。
さらに『関電ガスeo割』というガスサービスも展開していますがこちらは別途支払いとなります。
eo電気は通常の関西電力と比べて基本料金が安くなっているので、光熱費の節約につなげることができます。
関電ガスeo割はeo電気契約者向けサービスで、こちらを利用することで『eo電気×関電ガス eo割 キャンペーン』が適用されます。
このキャンペーンは、eo電気の電気使用料金が4ヶ月間550円引きとなり最大2,200円引きとなります。
ドコモ光の申し込み手順5つ

それではドコモ光を実際に申し込み際の流れについて解説します。
大まかな流れは以下のとおりです。
手順①:WEBサイトから申し込む
まずはドコモ光を取り扱う代理店WEBサイトにアクセスして、申し込みを進めていきましょう。
ドコモ光は光コラボ回線の中ではめずらしくプロバイダが自由に選べる回線となっています。
プロバイダによって申し込み特典が違うので、欲しい内容を選んでドコモ光をはじめることができます。
代理店によっては、選べるプロバイダが固定となっている場合があるのでよく確認してから申し込みをしましょう。
手順②:電話案内を受ける
WEBからの申し込みが完了すると、代理店が申込み内容を確認して折り返し電話連絡が入ります。
再度申し込み内容を確認しておきましょう。
手順③:申し込み内容の登録
申し込み内容が代理店によって登録されます。新規開通の場合は並行して、開通工事の日程調整を進めることになります。
タイミングによっては、業者の日程が混み合っていることがあるのでなるべく早めに決めておくことをおすすめします。
手順④:開通工事の実施
申し込み内容が登録され、開通工事日が決まったら工事が実施されます。
新規申し込みの場合は、屋外と屋内工事が実施されるので立ち会いが必須となります。
フレッツ光や、光コラボからの乗り換えであれば基本的には立ち会いが必要となる工事は必要ありません。
手順⑤:利用開始
ドコモ光の利用開始となります。
eo光の申し込み手順4つ

ここからはeo光の実際の申し込みの手順について解説します。
大まかな流れは以下のとおりです。
手順①:利用場所が提供エリア内か確認する
まずはお住まいの住所がeo光の提供エリアとなっているか確認しましょう。
関西2府4県に住んでいる場合でも、番地など詳細なエリアチェックをすると提供エリア外になってしまっていることがあります。
公式サイトで簡単に確認ができるので下記ページをチェックしてみてください。
手順②:WEBサイトから申し込む
提供エリアであることが確認できたらWEBサイトから申し込みを進めていきましょう。
eo光公式サイトの左上にある申し込みボタンを押して、申し込みをはじめてください。
そのままWEBで進めるか、電話予約を入れて折り返し電話から申し込みすることができます。
手順③:開通工事の実施
申し込みが完了して、開通工事の日程調整を経て実際に工事が実施されます。
戸建てタイプの場合は、工事を進める前に『宅内調査』が必要となります。場合によっては、工事ができないことや追加工事費がかかることがあります。
宅内調査をパスできれば、実際に工事が開始されます。立ち会いが必須となるので日程をあわせておきましょう。
手順④:利用開始
工事が完了すれば、初期設定をして利用をはじめていきましょう。
初期設定については、eo光のサポートサービスがあり宅内工事から2ヶ月以内は無料で利用することができます。
初期設定をすることに不安がある場合は、このサービスを利用してみましょう。
ドコモ光やeo光と他社光回線を比較

ここではドコモ光とeo光、他社光回線を比較していきます。
比較する光回線は、NURO光とauひかりをあげます。通信速度は、『みんなのネット回線速度』の情報を参照しています。
回線名 | ドコモ光![]() | eo光![]() | NURO光![]() | auひかり![]() |
---|---|---|---|---|
提供エリア | 全国 | 大阪府、京都府、兵庫県 奈良県、和歌山県、滋賀県 福井県の一部エリア | 北海道、東京都、神奈川県 埼玉県、千葉県、群馬県 栃木県、茨城県、愛知県 静岡県、岐阜県、三重県 大阪府、京都府、兵庫県 滋賀県、奈良県、広島県 岡山県、福岡県、佐賀県 | 全国(一部エリアを除く) |
プラン+月額料金 | 戸建てタイプA 5,720円 | ネットのみ1ギガ即割 1年目:3,280円 2年目:5,448円 | 2ギガ3年契約 5,200円 | ずっとギガ得プラン ネットのみ3年契約 5,610円 |
通信速度 | 下り:271.71Mbps 上り:227.59Mbps | 下り:567.24Mbps 上り:472.54Mbps | 下り:493.21Mbps 上り:460.97Mbps | 下り:484.91Mbps 上り:442.92Mbps |
契約期間 | 2年 | 2年 | 3年 | 3年 |
違約金 | 5,500円 | 5,110円 | 3,850円 | 4,730円 |
上記光回線で、全国で利用できるのはドコモ光とauひかりです。auひかりは、関西や中部地方などでは利用できないので、完全に全国対応しているのはドコモ光です。
auひかりが利用できないエリアでは、eo光など電力系光回線サービスが利用できるようになっていることが多いです。
月額料金に関しては、eo光が最も安い結果となりました。
通信速度についても、eo光が一番速くNURO光やauひかりがつづく形となっています。光コラボ回線であるドコモ光は、270Mbps台と光回線としては平均的な数値です。
契約期間に関してはドコモ光とeo光が2年、NURO光とauひかりが3年です。後者の2社では、2年契約プランも用意がありますが月額料金が割高になるのであえて紹介していません。
解約違約金は、2022年7月に法改正された影響で各社金額を見直しており、ほぼ月額料金相当額となっています。
上記比較表に置いては、eo光が月額料金や通信速度などすべての内容で優位に立っている光回線であることがわかります。
ドコモ光とeo光に関するよくある質問

こちらではドコモ光とeo光についてよくある質問をまとめています。
主な質問内容は下記のとおりです。
ドコモ光からeo光に乗り換える時の工事内容は?
ドコモ光からeo光に乗り換えるときの工事内容は、新規開通工事となります。
ドコモ光とeo光では利用している回線網が違うので、光コラボ同士の乗り換え時のように立ち会い工事不要にはなりません。
ですので、eo光からの宅内調査を完了させてから開通工事を実施する流れとなります。
ドコモ光とeo光のそれぞれの問い合わせ先は?
ドコモ光とeo光の問い合わせ先については下記のとおりです。
ドコモ光問い合わせ先
TEL:0120-800-000 受付時間:午前9時〜午後8時(年中無休)
eo光インフォメーションデスク
TEL:0120-34-1010 受付時間:午前9時〜午後9時(年中無休)
eo光は関西以外で利用できないの?
eo光は関西以外では福井県の一部エリア(小浜市、大飯郡高浜町、大飯郡おおい町、三方上中郡若狭町)のみ対応となっています。
関西エリアに住んでいる場合でも、提供エリア外の可能性もあるので申込前にエリア確認はしておきましょう。
ドコモ光におすすめのプロバイダは?
ドコモ光におすすめのプロバイダは、欲しい特典内容によって変わってきます。
さらに、代理店によっても取り扱っているプロバイダが違います。
そういった点をふまえて、選ぶときのポイントはキャッシュバック適用条件が比較的簡単な代理店を選ぶことをおすすめします。
まとめ:ドコモ光とeo光ならエリア内であれば『eo光』がおすすめ

この記事では、ドコモ光とeo光について月額料金や回線種別など違いについて解説しました。
全体を通して抑えておきたいポイントは下記のとおりです。
・ドコモ光はフレッツ光回線を利用する『光コラボ回線』で全国対応
・eo光は独自回線を利用する『電力系光回線』で関西エリアのみ対応
・ドコモ光はドコモスマホとのセット割を適用可能で、プロバイダも選べる
・eo光はauスマホ、UQモバイルとのセット割があり、月額料金が割安
・ドコモスマホを使っている、地方で利用したい場合はドコモ光がおすすめ
・auスマホ、UQモバイルを使っている、関西エリアに住んでいる場合はeo光がおすすめ
ドコモ光は、NTT東・西日本のフレッツ光回線網を利用している『光コラボ回線』であり、全国幅広いエリアで契約できる光回線サービスです。
ドコモスマホとのセット割も適用可能で、主回線から三親等以内であれば最大20回線まで割引に含めることができます。離れた場所に住んでいても対象です。
プロバイダも約20社の中から自由に選べるので、特典内容などから比較して申し込みましょう。
eo光は、関西エリアのみで提供されている光回線サービスで独自回線を使っているため、通信が速く安定しています。
月額料金も他社回線と比べても割安で、コストパフォーマンスの高い光回線サービスです。
auスマホやUQモバイルとのセット割にも対応しており、それぞれのスマホを使っている場合はさらにお得に利用することができます。
テレビサービスや電気サービスも提供しているので、光熱費全体をまとめて支払うことも可能です。
関西エリアに住んでいるなら、まずはeo光の提供エリアに入っているかを確認して検討してみることをおすすめします。