楽天モバイルを利用中で「5Gに切り替えたいけど、SIMカードの交換は必要なの?」と疑問に感じていませんか。
結論から言うと、Rakuten最強プランを契約中の方はSIMカード交換不要で、5G対応スマホに機種変更するだけで5Gを利用できます。
一方、格安SIMとして提供されていた頃の楽天モバイルを利用していた方や、長期間同じSIMカードを使い続けている方は注意が必要です。
SIMカードの仕様によっては5G通信に対応しておらず、5Gを利用するためにSIMカードの交換が必要になるケースがあります。
本記事では、楽天モバイルで4Gから5GへSIMカード交換が必要なケースや具体的な交換手順・5Gにならない原因・対処法まで、実際の手順を踏まえて解説します。
目次
SIMカード交換が必要なケース・不要なケース
楽天モバイルで4Gから5Gへ切り替える際、SIMカード交換の必要性は契約状況によって異なります。
まず、自分がどちらに該当するか確認しましょう。
交換が必要なケース
以下に該当する方は、SIMカードの交換が必要です。
- 格安SIM時代の楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)を利用中の方
- 2020年4月以前に発行された古いSIMカードを使用している方
- my 楽天モバイルで「Rakuten最強プラン」以外のプランが表示される方
- SIMカードが物理的に破損している方
楽天モバイルで4Gから5Gに切り替える場合、旧回線時代のSIMや古いSIMカード・破損したSIMを使っている方は、新しいSIMカードへの交換が必要です。
my 楽天モバイルで「Rakuten最強プラン」以外が表示される場合も同様です。
交換が不要なケース
以下に該当する方は、SIMカードの交換は不要です。
- 現在「Rakuten最強プラン」を契約中の方
- 2020年4月以降に楽天モバイル(キャリア)を契約した方
- my 楽天モバイルで「Rakuten最強プラン」と表示される方
これらの方は、5G対応スマホに機種変更するだけで、自動的に5G通信が利用できます。
現在使っているSIMカードをそのまま新しい5G対応スマホに差し替えるだけでOKです。
交換が必要か確認する方法
自分が交換必要かどうかは、my 楽天モバイルアプリで簡単に確認できます。
- my 楽天モバイルアプリを起動する
- ホーム画面で「契約プラン」をタップする
- 表示されたプラン名を確認する
「Rakuten最強プラン」と表示されていれば、SIMカード交換は不要です。
それ以外のプラン名(「スーパーホーダイ」「組み合わせプラン」など)が表示される場合は、SIMカード交換が必要となります。
楽天モバイルで4Gから5GへSIMカードを交換する手順
SIMカード交換が必要と分かった方向けに、具体的な交換手順を解説します。
以下の手順に沿って進めることで、スムーズに5G通信への切り替えが可能です。
SIMカード交換の申し込み手順
my 楽天モバイルからのSIMカード交換手順は、以下の通りです。
- my 楽天モバイルアプリ、またはWebサイトにログインする
- メニューから「契約プラン」を選択する
- 画面を下にスクロールし「各種手続き」セクションを表示する
- 「SIM再発行を申請する」をタップする
- 再発行の理由を選択する(「その他」でOK)
- 申し込むSIMタイプを選択する(nanoSIMまたはeSIM)
- ワンタイムパスワードを入力して認証する
- 申し込み内容を確認し「確定する」をタップする
手続き完了後、登録メールアドレスに確認メールが届きます。
楽天モバイル4Gから5GへSIMカード交換の手数料
| SIMタイプ | 交換手数料 | 到着日数 |
|---|---|---|
| 物理SIMカード(nanoSIM) | 3,300円 | 2〜5日 |
| eSIM | 無料 | 即日 |
eSIM対応端末をお持ちの方は、eSIMを選択することで手数料を節約できます。
iPhone XS/XR以降、Google Pixel 4以降など、最近のスマホの多くがeSIMに対応しています。
楽天モバイル4Gから5GへSIMカード到着後の開通手続き
新しいSIMカードが届いたら、以下の手順で開通手続きを行います。
- 新しいSIMカードをスマホに挿入する(物理SIMの場合)
- my 楽天モバイルアプリを起動する
- ホーム画面の「お申し込み履歴」をタップする
- 「お申し込み履歴を見る」を選択する
- 「SIMの初期設定をする」をタップする
- 「開通手続き中」と表示されるので、数分待つ
- 「開通手続きが完了しました」と表示されたら完了
iPhoneの場合、「キャリア設定アップデート」のポップアップが表示されたら必ず「アップデート」をタップしてください。
SIMカード交換時に押さえておくべきポイント
SIMカード交換時には、いくつか知っておくべき重要なポイントがあります。
SIMカード交換を行っても電話番号は変わらない
SIMカードを交換しても、電話番号は一切変わりません。
契約内容もそのまま引き継がれるため、新たに本人確認書類を提出する必要もありません。
料金プランや各種オプション・貯まっている楽天ポイントもすべて継続されます。
開通前であれば旧SIMの利用は可能
新しいSIMカードが届いても、開通手続きを完了するまでは旧SIMカードが使えるため、通信が途切れる心配はありません。
開通手続きは自分の好きなタイミングで行えるため、仕事が終わった夜や休日など、都合の良い時間に切り替えられます。
開通手続き完了後は旧SIMカードが自動的に無効化されるため、ハサミで切断してから廃棄しましょう。
SIMカード交換でeSIMがお得な理由
eSIM対応端末をお持ちなら、eSIMを選ぶのが断然お得です。
物理SIMと比べて、以下のメリットがあります。
- 交換手数料が無料(物理SIMは3,300円)
- 申し込みから即日開通が可能
- 郵送を待つ必要がない
- 物理的な紛失リスクがない
- デュアルSIMとして活用しやすい
また、eSIM対応機種かどうかは、端末の設定画面や楽天モバイル公式サイトの製品仕様で簡単に確認できます。
これらのメリットを踏まえると、eSIM対応端末を持っている方は、物理SIMよりも効率的かつ安全にSIMカードを切り替えられます。
4Gから5GへのSIMカード交換後に5Gにならない原因
SIMカード交換と5G対応端末を用意しても、5Gにならない場合があります。
主な原因は、以下の7つです。
SIMカード交換後に5Gにならない原因①エリア外
5Gが使えない最も多い原因は、5Gエリア外にいることです。
楽天モバイルの5G対応エリアは、4Gと比べるとまだ限定的です。
公式サイトの「通信・エリア」ページで、現在地が5Gエリアに含まれているか確認しましょう。
地図上で濃いピンク色のエリアが5G対応エリアです。
屋内や地下・ビルの陰などでは、5G電波が届きにくく、自動的に4Gに切り替わります。
SIMカード交換後に5Gにならない原因②パートナー回線接続中
楽天モバイルの5Gは、楽天回線エリアでのみ利用可能です。
パートナー回線(au回線)に接続している場合、5Gは使えません。
my 楽天モバイルアプリのホーム画面で、「Rakuten」と表示されていれば楽天回線。
「Partner」と表示されていれば、パートナー回線です。
パートナー回線エリアでは、5G対応端末でも4G通信のみとなります。
SIMカード交換後に5Gにならない原因③設定が4G固定
スマホの設定で、通信モードが4Gに固定されている可能性があります。
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップする
- 「通信のオプション」をタップする
- 「音声通話とデータ」をタップする
- 「5Gオン」または「5Gオート」を選択する
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「モバイルネットワーク」をタップする
- 「優先ネットワークタイプ」または「5Gを有効にする」を確認する
- 「5G」を含む項目を選択する
SIMカード交換後に5Gにならない原因④端末が5G非対応
使っている端末が5Gに対応していない可能性があります。
iPhoneの場合、iPhone 11以前のモデルは5G非対応です。
Androidの場合、機種の仕様を確認してください。
端末の5G対応状況は、楽天モバイル公式サイトの「楽天回線対応製品」ページで検索できます。
SIMカード交換後に5Gにならない原因⑤SIMカードが古い
SIMカード交換を行っても、古い4G専用SIMカードを使い続けている可能性があります。
開通手続きを正しく完了させているか、my 楽天モバイルの「お申し込み履歴」から確認してください。
「開通手続きが完了しました」と表示されていれば問題ありません。
SIMカード交換後に5Gにならない原因⑥APN設定が未完了
SIMフリー端末など一部の機種では、APN設定が必要な場合があります。
楽天モバイル公式サイトの「各種製品の初期設定」ページで、使用機種のAPN設定方法を確認してください。
楽天モバイルで購入した端末の場合、APN設定は自動的に完了しています。
SIMカード交換後に5Gにならない原因⑦通信障害発生中
広範囲で5Gが使えない場合、楽天モバイル側の通信障害の可能性があります。
楽天モバイル公式サイトの「障害・メンテナンス情報」ページで、現在発生している障害を確認してください。
障害発生中の場合、復旧を待つしかありません。
SIMカード交換後に5Gが利用できない場合の対処法
原因が特定できたら、以下の対処法を順番に試してみてください。
SIMカード交換後に5Gが利用できない場合の対処法①エリア確認
まず、現在地が5Gエリアに含まれているか確認しましょう。
楽天モバイル公式サイトの「通信・エリア」ページにアクセスし、住所または現在地で検索してください。
5Gエリア外の場合、5Gエリアに移動するまで5Gは利用できません。
屋内にいる場合は、窓際や屋外に出ることで5Gに接続できる場合があります。
SIMカード交換後に5Gが利用できない場合の対処法②設定を5Gに変更
スマホの設定で、5Gを有効化してください。
前述の手順で、iPhoneは「5Gオン」、Androidは「5G」を含むネットワークタイプを選択します。
設定変更後、一度機内モードをオン→オフにすることで、ネットワークに再接続されます。
SIMカード交換後に5Gが利用できない場合の対処法③再起動
設定を変更しても5Gにならない場合、スマホを再起動してください。
再起動することで、ネットワーク設定が正しく反映され、5Gに接続できる場合があります。
SIMカード交換後に5Gが利用できない場合の対処法④楽天回線に接続
パートナー回線に接続している場合、楽天回線エリアに移動する必要があります。
my 楽天モバイルアプリで現在の接続回線を確認し、「Partner」と表示されている場合は楽天回線エリアに移動してください。
SIMカード交換後に5Gが利用できない場合の対処法⑤サポートに問い合わせ
上記の対処法をすべて試しても5Gにならない場合、楽天モバイルサポートに問い合わせましょう。
- my 楽天モバイルアプリのチャットサポート(24時間対応)
- 楽天モバイルコミュニケーションセンター(電話:0800-600-0700)
- 楽天モバイルショップへの来店相談
- チャットサポートは待ち時間が少なく、気軽に相談できるためおすすめです。
4Gから5GへのSIMカード交換時によくある質問
楽天モバイルで4Gから5Gへの切り替えに関して、よくある質問をまとめました。
これからSIMカード交換や5G対応端末への切り替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
SIMカード交換は無料ですか?
物理SIMカードへの交換は3,300円の手数料がかかります。
ただし、eSIMへの交換は無料です。
eSIM対応端末をお持ちの方は、eSIMを選択することで手数料を節約できます。
SIMカード交換で通信できない期間はありますか?
開通手続きは自分のタイミングで行えるため、通信できない期間は基本的にありません。
新しいSIMカードが届いても、開通手続きを完了するまでは旧SIMカードが使えます。
開通手続き自体も数分で完了するため、通信が途切れる時間はほとんどありません。
5G料金は追加でかかりますか?
5G通信の利用に追加料金は一切かかりません。
Rakuten最強プランは4Gと5Gで料金が同じで、データ使用量に応じた段階制料金のみです。
| データ容量 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 3GBまで | 1,078円 |
| 20GBまで | 2,178円 |
| 無制限 | 3,278円 |
4Gから5GへSIMカード交換でeSIMと物理SIMどちらがおすすめですか?
eSIM対応端末をお持ちなら、eSIMが断然おすすめです。
物理SIMと比べて、手続きが簡単で利便性が高いうえ、以下のようなメリットがあります。
- 交換手数料が無料(物理SIMは3,300円)
- 即日開通が可能
- 紛失リスクがない
- デュアルSIM運用がしやすい
ただし、eSIM非対応端末や、複数端末でSIMを差し替えて使いたい方は物理SIMを選択しましょう。
5Gエリアはどこで確認できますか?
楽天モバイル公式サイトの「通信・エリア」ページで確認できます。
住所検索や現在地検索が可能で、5Gエリアは濃いピンク色で表示されます。
将来の拡大予定エリアも確認できるため、契約前にチェックすることをおすすめします。
5Gの速度はどれくらいですか?
楽天モバイルの5Gは、実測値で100〜300Mbps程度が一般的です。
理論上は最大2Gbps以上ですが、実際の速度は環境や時間帯によって変動します。
4Gの実測値が20〜50Mbps程度なので、体感的には数倍の高速化が期待できます。
楽天モバイルの人気No.1は、データ無制限プランの安さ。楽天回線エリアなら使い放題、アプリ通話も無料で使えて経済的です。楽天ポイントも貯まりやすく、楽天経済圏ユーザーに特におすすめです。
| 月額料金 | 1,078円〜3,278円 (3GB〜無制限) |
使用回線 | 楽天回線 |
|---|---|---|---|
| 5G対応 | ○ | 口座振替 | ○ |
| eSIM対応 | ○ | 店舗サポート | ○ |
| かけ放題 | アプリで無料 | 通信品質 | ★★★★☆ |
ahamoはドコモ回線を使った高品質な通信が魅力。30GBの大容量データに5分以内の国内通話が無料でついて月額2,970円。海外82の国・地域でも追加料金なしで利用可能な点が特徴です。
| 月額料金 | 2,970円〜4,950円 (30GB/110GB) |
使用回線 | ドコモ回線 |
|---|---|---|---|
| 5G対応 | ○ | 口座振替 | ○ |
| eSIM対応 | ○ | 店舗サポート | ○(有料) |
| かけ放題 | 5分無料 | 通信品質 | ★★★★☆ |
LINEMOは3GBプランが月額990円と格安SIMの中でもコスパが高いのが魅力。LINEギガフリーでLINEアプリの利用時にデータ消費なしで、若年層を中心に人気です。オンライン完結で手軽に契約できます。
| 月額料金 | 990円〜2,970円 (3GB/10GB/30GB) |
使用回線 | ソフトバンク回線 |
|---|---|---|---|
| 5G対応 | ○ | 口座振替 | ○ |
| eSIM対応 | ○ | 店舗サポート | × |
| かけ放題 | オプション | 通信品質 | ★★★★☆ |
UQモバイルの人気No.1は、安定したau回線と手厚いサポート。全国展開の店舗網で初心者でも安心です。家族割やauセット割も適用できるため、auユーザーの家族におすすめの格安SIMです。
| 月額料金 | 1,078円〜3,278円 (4GB/15GB/33GB) |
使用回線 | au回線 |
|---|---|---|---|
| 5G対応 | ○ | 口座振替 | ○ |
| eSIM対応 | ○ | 店舗サポート | ○ |
| かけ放題 | オプション | 通信品質 | ★★★★☆ |
ワイモバイルは家族割や光回線セット割で大幅な料金割引が魅力。全国2,000店舗以上の実店舗サポートが充実しているため、対面サポートを重視する方におすすめです。PayPayポイントが貯まりやすいのも特徴です。
| 月額料金 | 2,365円〜5,115円 (4GB/30GB/35GB) |
使用回線 | ソフトバンク回線 |
|---|---|---|---|
| 5G対応 | ○ | 口座振替 | ○ |
| eSIM対応 | ○ | 店舗サポート | ○ |
| かけ放題 | オプション | 通信品質 | ★★★★☆ |
※料金はすべて税込価格です(2025年4月時点)
※各社のキャンペーンやプランは変更される場合があります。最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。
まとめ:4Gから5GへのSIMカード交換は状況によって必要性が異なる
楽天モバイルで4Gから5Gへ切り替える際、SIMカード交換の必要性は契約状況によって異なります。
Rakuten最強プランを契約中の方は、SIMカード交換不要で、5G対応スマホに機種変更するだけで5Gが使えます。
格安SIM時代の楽天モバイルや古いSIMカードを使用中の方は、my 楽天モバイルからSIMカード交換を申し込んでください。
また、eSIM対応端末をお持ちであれば、交換手数料が無料のeSIMを選択するのがおすすめです。
5Gにならない場合は、エリア確認・端末確認・設定確認の順番でチェックし、それでも解決しない場合は楽天モバイルサポートに相談しましょう。
楽天モバイルの5Gは追加料金なしで利用でき、動画視聴やファイルダウンロードが格段に快適になります。
本記事を参考に、楽天モバイルの5Gを快適に活用してみてください。




